電動キックボード | MCFWit 自由人masaのブログ

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四国は香川県にて、
株式会社モーターサイクルファクトリーWit
という会社を設立し、バイクの修理やメンテナンス、カスタムなど
を主に生業としております。

当ブログをお読み頂き、
それが皆様がお乗りのバイクや車を楽しむヒントになれば幸いです。

す電動キックボード

ZERO10Xのメンテナンスを行いました🛴


こんばんは👋
いつもありがとうございます(^-^)
香川県のバイク屋
MCFWitmasa です👍️

このZERO10Xというモデルは、
フロントホイールも駆動するパワフルな車両。
モーターの出力も高く原付二種免許が必要となる車両でございます。

以前、弊社よりお客様にご納車させていただいたこちらの車両。

走行中スピードがあがると、ステアリングが振られる症状があるとのことで入庫。

症状の発生を確かめる為に試運転を繰り返してみたところ、

フロントからシミー現象それもかなり強烈なのを確認しましたので、

構造的にどうしても発生する動きと、
同じく構造的にその動きを軽減させる方法はないかと色々と模索。


とりあえず試せる事は試そうということで、

各部の締め付けチェックを行った後に、
前後サスペンションスプリングのイニシャル変更で症状が改善されるかどうかのチェック。

このサスペンションの場合、
スプリングの上側の星型のシートが回転する事でスプリングのイニシャル調整が可能です。


とは言え、この形にフィットする工具は持ち合わせていませんので、


一つ作りました、


この後、少しだけ改良を行いかなり使いやすい工具へ進化しました✨


サスペンションスプリングのイニシャル調整で、まず試したのは、

リアのイニシャルアップ。

この作業である程度症状は軽減されましたが、
一つだけ変更しただけではそれが答えとは限りませんので、

この他に、
フロントのスプリングイニシャルも掛けられるだけ掛けたパターンの、

フロント全締めリア全締め。

フロントそのままでリア初期値。

その後にもう一度前後初期値を試して見ました。

やはりリアを緩めてしまうとフロントが振られてくるのですが、

試運転を繰り返していくうちに車両に慣れてきて特性も掴んできて、思い付いたとても単純な事。

キックボードはもっとキックボードらしいステアリングフィーリングにしてしまえばいいのでは?

ということで、
ステアリングステムの構造をチェック。


ベアリングこそ独特ですが構造としてはバイクのソレとほぼ同じ。


組み付け時は思う様なプリロードになるように調整し組み立て、

いざ試運転!をしてみると、

上手く症状の発生率を抑えることに成功しました。


当然の事ですがやはり車両それぞれ、

バイクはバイク。

クルマはクルマ。

キックボードはキックボードの調整が必要という事を再認識いたしました。



といったところで今日はこの辺りで👋


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