ショックアブソーバーフルード | MCFWit 自由人masaのブログ

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四国は香川県にて、
株式会社モーターサイクルファクトリーWit
という会社を設立し、バイクの修理やメンテナンス、カスタムなど
を主に生業としております。

当ブログをお読み頂き、
それが皆様がお乗りのバイクや車を楽しむヒントになれば幸いです。

以前から気になっていた、Moty's さんのショックアブソーバ-フルード

M381シリーズをお取り寄せさせていただきました。


こんにちは👋
いつもありがとうございます(^-^)
香川県のバイク屋
MCFWitmasa です👍️

私のスタンスとして、
新しく使うケミカルやパーツ。
それらは、先ず自分自身で使ってみてから、お客様へおすすめする様にしています。


という事で、早速作業開始~
試すのは私のZRXDAEGで。


初めはショックアブソーバ-フルードのみ(以後ショックフルードと略させていただきますm(_ _)m)
交換の予定でしたが、

古いショックフルードを抜いてみると、


なかなかの汚れ具合。
数年前にメンテナンスしてから分解はしていませんので、こんなもんちゃこんなもんです。

フォークシリンダーも抜き取って洗浄して、


逆さまに吊り下げて油抜き。


この状態でフォークチューブをストロークさせてみると、

車両左側のフォークの動きに違和感あり!

違和感があるモノをそのまま使う事はしませんので、

なにかあった時用に、
あらかじめ内部パーツであるスライドブッシュやオイルシール等を用意していましたので、
さっさと分解しました。


こちらが手配していた部品たち。
ダストシールはクラック等見当たらなかったので再利用。


画像の中の上側の四つの輪っかはスライドブッシュや、スライドメタル、ブッシングなんて呼ばれる部品。

フォークのアウターチューブとインナーチューブの間に挟まる部品で、
それぞれ内側と外側に摺動材が設けられ、

アウターチューブとインナーチューブ自体が直接触れる事なく滑らかに動くことが出来るようにしている大切な部品。

もちろんこの部品も使い続けていると磨耗してきますので、定期的に交換が必要な部品でもありますし、

アウターチューブとインナーチューブを分離させる時にはこの部品にわずかではありますが変形が生じますので、アウターチューブとインナーチューブを分離させた際にはブッシュを再利用せず、新しいモノに変更しましょう。


それぞれの部品を組み付けた後は、
フォークの動きもスムーズな動きに戻りました。

さて、フォーク本体の組み立てが完了したらお次はショックフルードの充填。

私のDAEGのフロントフォークはハイパープロさんのスプリングを組み込んでいますので、

こちらのスプリングキットの指定のショックフルードの番手?である15番付近になるようショックフルードを調合。


Moty's M381 ショックアブソーバ-フルードは、調合して粘度を合わせる事が出来ますので、
減衰力調整のないショックアブソーバ-に使用する場合には微妙なところを狙う事も可能です。


初めて使うショックフルードですので、
色々と確かめたく少量取り出して触ってみて質感を確認。


触った感触はとても滑らかで、馴染みが良い。

実際に作業してみても泡立ちが少なく、エア抜けも早く作業性も抜群。

という事は走行中の泡立ちも少なく熱による変化も少ない。それによってショックフルード自体の寿命も長いのでは?と言う印象を受けました。

実際に走行するのがとても楽しみでございます。


といったところでこの辺りで👋