こんにちは、今年度MSPラボ公演『新ハムレット』でハムレット役を演じます。
総合数理学部4年 阪上祥貴です。
突然ですが、皆様、太宰治についてどのくらい知っていますか?
完全に偏見ですが、太宰治について詳しく知っているという方は少数だと思います。
完全に偏見ですが、「走れメロス」以外の作品を読んだことがある人間は変態だと思います。
私は「走れメロス」と「人間失格」を読んだことがあります。
私は変態ではありません。
さて、そこで総合数理学部センタメディアサイエンス学科小林稔研究室所属のド理系のわたくしが対話型AI、ChatGPT君に質問した結果から太宰治作品の紹介をさせていただきたいと思います。
まずは挨拶から。
長い長い長い
思っていたよりガチな文量で帰ってきました。困る。
すばらしい
困ったので端的に、と頼むと求めていた答えを返してくれました。
これが対話型AIの優れている点です。それまでの会話のやり取りを記憶し、まるで人間同士で会話をするように機械と会話をすることができます。
さて、というわけで
心理的複雑さ、自己分析と哲学、社会的孤立、苦悩と笑い、文体の美しさ:
これらが太宰治作品の特徴、かつ魅力として挙げられるようです。
そしてこれらは今回の『新ハムレット』にも言えることだと思います。
『新ハムレット』はハムレットであってハムレットではない。
ハムレットを読んだ太宰治が、
大体の背景と登場人物を沙翁(さおう:シェイクスピアのこと)の『ハムレット』から拝借し、
自身の作品として作り上げた、全く別の作品である。
この作品が『ハムレット』の翻訳書、新解釈の書では決してないということを踏まえ、
太宰治ならではの独特な言葉遣い、妄想、葛藤、孤独に苦しむ登場人物たちの姿を
楽しんでいただければ、と思います。
さて、
突然ですが、先日の梅中のブログは、皆様お読みになられましたか?
これを読んで、わたくし、号泣しそうになりました。実際は号泣していませんが、心は号泣していました。
コロナ渦、大学の右も左もわからない1年生の頃からMSPに関わり、気づけば四年目。同期のブログを読んで、過去のMSPの思い出が色々蘇りました。
うだる暑さの中、汗だくで稽古場に向かい、ドロドロで稽古を終えて帰宅する週5登校の夏休み。
セリフ覚えに苦労し、稽古中の飲み物代、昼飯代、交通費に財布が泣く日々。
暑さが収まり、風の涼しさを感じながら授業終わりに週6で稽古に向かう9月、10月。
衣装に初めて袖を通し、世界観が一気に高まる興奮と、本番が近い現実感による二重のドキドキを味わった衣装付き稽古。
コートに身を包み、マフラーを巻いて本番前の緊張感と共にアカコモのエスカレーターを登る11月。
舞台美術が組まれ、袖幕の隙間から照明に当てられて出番を待つ下手袖。
エスカレーターから下りてくるお客さんに手を振り続けて手が痛い、でも楽しいお見送り。
ラボ公演は本公演と違い、8月から9月頭までの1か月弱で一つの作品を作り上げます。
費やす時間は本公演と比べると短いですが、僕たちは、役者7人と演出、演出助手と密に連携を取り合い、支え合い、高め合ってきました。
来年からは社会人になり、演劇とは離れた生活を送ります。
舞台上に悔いを残さぬよう、一日三公演というヘビースケジュールですが、全公演を全力で演じようと思います。
以下、各キャスト意気込み
はるき:本公演の『ハムレット』とはまた違った良さを伝えられるように頑張りやす。
だいご:想像以上に難しい役でした。おいて行かれないように頑張ります。
こうへい:自分のブログに書いたからもういいよ。
ひなこ:頑張ってるし、頑張る予定です。
さゆこ:私のブログを読んでくれ!
しんか:アースタで待ってるね。
約半数が自分のブログへの誘導でした。
アースタで、待ってます。
相棒