パキスタン田舎のお風呂事情
テント生活の被災者の皆さんはお風呂どうしてるんだろう?と思い、ちょっとあちらの普段のお風呂事情を書いてみたいと思います。(以前も簡単には書きましたが)
まず私が結婚したころ、実家には水の出るシャワーしかありませんでした。
もちろんそれでは冬は寒くてあちらの人でも入れません。
そこで活躍するのがバケツ風呂。
水シャワーしかないというのから分かるように、日本のようにひねればお湯が出るようなものはありません。だからまず大なべにたっぷりの湯を沸かします。
それを普通の金属製バケツに半分ほど入れてシャワー室に運びます。
それを水でうすめながら手桶などで体や頭に湯をかけます。
主人の家族はバケツ1杯のお湯で全てを洗っていましたが、私は寒くて寒くて耐えられず、何度もバケツにお湯を運んでもらい、常に体に湯をかけながら洗っていました。
あちらでは冬のお風呂は昼間に入るものです。ガスも止まることがしばしばですし、暖房も節約しているので少しでも気温の高い昼間に入ります。夜間は冷えますが昼間は結構日差しが強かったりもします。女性は髪の長い人がほとんどですので、お風呂のあと、髪を乾かす為にしばらく日の当たる場所に座って髪を乾かします。日光がドライヤー代わり、ですね。
うちでは数年前にやっとお湯の出るシャワーをつけてもらい、バケツとはおさらば…と思いましたが、あちらはお湯の出ないときも時折あるので、そういうときは仕方なくまたバケツ風呂となります。
田舎ではまだまだバケツ風呂の人が多いと思います。
今回地震のあった地域の方のほとんどは、裕福な家庭を除きバケツ風呂が普通だったかと思います。
寒い地方ですので元々毎日入っていたとは思えませんが、イスラームの1日5回の礼拝のために顔手足などはしょっちゅう洗いますし、トイレに行くたび水できれいに洗い流します。
ですから毎日は入れなくても、寒くて乾燥している地方ではそれほど不便は感じないと思います。
実際私も日本では毎日入らないと気がすまないほうですが、あちらでは寒いので毎日は入りませんでしたが不快には思いませんでした。
今のテント生活では、どんなことになっているのでしょうか。
シャワールームのあるテント村もあるようですが、数も足りないでしょうし寒いでしょうね。
お湯を運ぶのも大変そうですね。
全てにおいて不便なテント生活。
一体いつになったら元通りの生活にもどることが出来るのか、せめて今年は暖冬であってほしいと思います。