パキスタン地震募金 -7ページ目

現地からの支援活動報告・その5

やっと支援活動の報告を主人から受けました。

皆様からいただいた募金を以下のように使わせていただきました。

ただし数分の短い電話でしたので、詳細はまたのちほど載せるということで、大まかなご報告です。


1.マンセーラより下の地域の何度か記事にもしたA市周辺には、何千人規模、と思われる大きなキャンプ地ができていて、そこの被災者がやはり現金が必要とのことだったので、現金を直接渡す活動をした。

マンセーラより上は今は結構危なくてあまり上のほうまでは行けなかった、とのこと。


2.マンセーラ近辺のモスク(イスラーム寺院)も崩壊しており、被災者達がそれを修復したいとのことだったので、そのための資金として現金を渡した。


以上について補足説明させていただきます。

まず、キャンプ地のテントは、結構しっかりした厚い生地でできたものだが、やはり寒いとのこと。雪の降る地域ですので、ちょうど今日本にも寒気団が入り寒くなっていますが、その中でテントで過ごすのは非常に寒い、というのは容易に想像していただけると思います。

日本のように仮設住宅を用意できるような国ではないので、これからますます寒さが募る中、厳しい生活を強いられていくと思います。


またモスク修復のためにお金を使った件ですが、ムスリムでない方には分かっていただくのは難しいのかもしれませんが、ムスリムにとってのモスクは礼拝のため1日5回も訪れる、生活の一部と化しているものです。

また、社交場や情報交換の場、という意味合いもありますし、遠方からの訪問者がそこに泊まることもあります。もちろん、人によってはそれ以上の思いがあるかもしれません。

これだけひどい被災地の状況のなか、宗教的なものに貴重なお金を使うのはどうかと、中には疑問を抱かれる方もいらっしゃるかもしれません。が、ムスリムにとってはモスクも家や水道や学校などと同じくらい生活に必要なものなので、被災者の中にはそういう疑問はないのではないかと思います。

また、モスクには普通トイレや手足などを清める(実際は洗う)ための水道を完備するので、被災者の方の中にはそれを利用する方もいるかもしれません。


念のため付け加えますが、被災地周辺は大変な状況になっていますが、それ以外のパキスタン国内の日常生活は地震が起きる前と特に変わっていないようです。

被災地から離れたところでは、国内のこととはいえ、パキスタン人自らがすでに過去のものと思っているような話しも聞きます。

このあたりは、日本のような先進国もそうでない国も変わらないのかもしれません。