甥Sのこと
今回1番被害のひどかったムザッファラバード。
報道でもそこだけで1万1千人死亡、と伝えています。
実はそこから生還した甥Sがいます。
地震直後に実家に無事の電話がありました。
その後町から迎えの人が行き、昨日帰ってきました。
10代の甥Sの大学は、ムザッファラバードにあります。
全寮制で学生数は2000人ほど。
授業は朝と夕の2部に分かれて受けていたそうです。
Sは夕方の部の学生でした。
ラマダーン中のため、遅い朝でしたがSは寮で寝ていました。
地震が来た時、中から部屋の鍵がかかっていて、すぐには外に出られませんでした。
鍵が見つかりようやく外に出ると、目の前の大学の建物が全壊していたそうです。
学内で一番古い建物である寮だけが倒壊を免れました。
同じK町から行った友人Aは、朝の部の学生でした。
彼は遅刻してしまい、担当教官から寮に戻れと怒られました。
仕方なくAが外に出ると、地震がきたそうです。
建物は全壊、朝の部の学生で助かったのはAだけだったそうです。
AとSはがれきをどかして救助活動をしましたが、友人は皆遺体だったそうです。
助かった学生の中には徒歩で山を降りてイスラマに行くものもいたそうですが、SとAは学内から出なかったそうです。
K町から迎えの人が行き、昨日帰ってきました。
その時Sはひどく泣いていたそうです。
Sは僕は何が必要か分かるから、ともう物資調達の手伝いをしているそうです。
いてもたってもいられないのでしょう。
それを聞いて私も何かしなければ、と思いました。
だから、募金活動をします。
私の調べた限り、被災地から比較的近く、無事だった町は主人の実家のあるK町とH町だけのようです。
近くだからできる支援ができるといいと思います。