帰国日。



ミラノ、マルペンサ空港を午後2時過ぎに出発する飛行機に乗る予定だ。


とりあえず午前中に空港着ければいいかなと思っていたが、


念のため早めに着くように、朝10時にはホテルを出ることにする。




てことで朝9時には目を覚まして、朝食へ。




これからバスに乗って空港に向かうことを考えて、


毎朝の日課だったカプチーノをやめた。


コーヒー飲んでるとなんでか酔いやすいのだ。




食事が終ったら、荷物をつめる。


案の定ぱっつんぱっつんになった。


もういいやと、古い下着は捨てていく。


ついでに日本で買って持ってきた文庫本『フィレンツェ』も捨てることにした。


日本に帰ったらおそらく読まんだろ。




そしてチェックアウト。


酔って帰った日に、水が欲しくてついつい空けた、ミニバーのミネラルウォーターも精算した。


4日間も同じホテルに泊まることなんてそうなかったので、


ホテルを出るときはなんだかセンチな感じに。




スーツケースをガラガラ転がしてチェントラーレ駅に向かう。


ミラノに初めて着いたときはこのヴィア・ソペルガの裏通りが恐ろしかったが、


いまやイタリア中で一番ほっとする場所になった。




で、駅につくと、南側にあるバス乗り場を発見。


ちょうどマルペンサ行きのバスが止まっていて、もう乗車が始まっている。




切符はバスの入り口で、車掌さんから買えた。


6ユーロ。



乗り込んで、後方窓際の席に座る。




次々と乗客が乗ってくる。


結局、通路に立つ人が出るくらいの盛況っぷりだった。




まもなくバスも出発。


チェントラーレ駅もこれで見納めだあね。





途中で第二ターミナルに寄ったりもしながら、


1時間弱ほどでバスはマルペンサ空港第一ターミナルに到着。




まだ11時前だ。


ちょっとはやいなあ。


エミレーツ航空のカウンター行ってもまだチェックイン始まってなかったので、


しばらくぶらぶらすることに。


といってもあんまり広い空港でないのですぐ見飽きてしまった。






ベンチに座って道ゆく人を見てると、


なんか蛍光色のラップみたいなので荷物をぐるぐる巻きにしてる人がいる。


なんだろうと思って、その出所をたどると、


どうも、荷物を預けている間にイタズラされないように保護するためのラップみたいだ。



お値段までは確認しなかったが、そういうサービスをやっているブースがあって、


結構な人が並んでいた。


セルフサービスみたい。




こういうことやったほうがいいほど、ただ荷物預けるのは危険なんだろか。


などと思ったけれど、めんどくさいので結局ラップせず。





そうとう人の流れを観察してたら、エミレーツのチェックインが始まったようなので、


カウンターへ向かう。




荷物を預けるとき、


オザカにいくの?と聞かれたので、


オザカ?ノーと応えると、受付の人がOSAKAの文字を指差す。


オザカって書いてあるぞみたいな。


あーオオサカね。イェスイエス。


オザカ。そーきたか。




そのままセキュリティチェックへ。


なんなくスルー。


というかみんな靴とか脱いでるけどそれせなあかんの?


いちおう脱ぐけど。




えーっと。


次はタックスフリーの手続きだな。


とここで迷う。


キャッシュリファンドのコーナーはセキュリティゲート出てすぐにあって、行列があって分かったけど、


その前に税関行かんといかんのでしょ?



その税関が見つからん。


ひょっとして、先にセキュリティチェックしたらまずかった?




とおもってうろうろしてたら、キャッシュリファンドの向かいにあった。


てか、


とびら閉まってるし。


誰も並んでないし。


とりあえずノックして入ってみると、ふつうにおじさんが座ってて、


書類にスタンプを押してくれた。



この診察室スタイルはちょっとタジろいだが、はいってみればすんなり。




で、キャッシュリファンドで換金してもらう。


日本円にするかも聞かれたけど、ここはユーロで。


これもお土産に使ってしまおう。


およそ30ユーロ。これでも返ってくればうれしいもんだ。




そんでもってお土産探しをするも、どこもいかにもな感じで面白みがない。


よし、それならドバイで買おう。




出発ゲート付近で時間を潰す。




と、便の表示をあらためてみると、ローマ、ドバイとある。



ちょ。


ローマってなんですか。



良く周りを見ると、


黄色い札を持ってる人がちらほら。


それはドバイから来てミラノで乗り継いだときにもらった札ではないか。



てことは、


今度は、ローマから来た飛行機がミラノでトランジットしてドバイへいくってことかしらん。


来るときはドバイ-ミラノ-ローマだったのが、


今回はローマ-ミラノ-ドバイなのか。それならいちおう納得。




さて、搭乗時刻。


ドキドキするのは、搭乗の案内。


「席が何番から何番までのお客さんはご搭乗下さい。」て案内があるが、


英語が満足に分からない僕にとってはここの聞き取りは必死だ。




まあ、呼ばれるまえに行っても、入れてはくれるだろけど。


できればスマートに入りたいもんだ。


 


このしょうもないドキドキも杞憂に終わり、飛行機へ。




今回は窓際。


しかしごついお兄さんがとなりに座ったのでちょっとせせこましい。





飛行機に乗ってあらためて思い出すのは、


日本からイタリアに来たときの、長時間拘束される苦しみ。




あれがまた今から始まるのかと思うとうんざりする。




まあいいですわ。

寝て、映画見て、機内食くって、DSして満喫しましょ。



あ、アイデアスケッチするの忘れてた。。


今さら仕事のことなんぞ考えたくないし、


知らん知らん。




ボーっとしてたらいつの間にか眠りについていた。




そして目が覚めたら、ローマに着いていた。




ぞろぞろと乗客が降りていく。


隣のお兄ちゃんも行ってしまった。




まじで冷や汗かいた。


なにこれ。


何でローマにいるの?


またトランジット?




でも


来るときにミラノでトランジットした時と違って、


すわりっぱなしの人もいるみたいだ。


なんだこれ。




CAさん捕まえて聞いてみる。




あのお、ドバイに行きたいんですけど。




そのまま座ってて。準備ができたら出発するから。




だって。





言われたとおり座ってると、


確かに半数くらいの乗客が残って何かを待っている。




すると、CAさんがまず乗客の名簿らしきものをチェックしだす。



今度は上の荷物棚を全部空け、残っている荷物はあなたのですか?


と座っている乗客に聞いてまわる。



最後に、タオルケットやイヤホンなどを新しいものに取り替えた。





そして、あらたな乗客がぞろぞろと入ってきた。




ははーん。


ミラノからドバイに行く前に途中でローマによって、


降りたい人をおろして、乗りたい人を乗せて、再出発ってわけですか。





バスか。これは。





こういうのって普通なのかな。


それともエミレーツだけ?


とにかくこんなのは初めてだったので面食らった。




まあしかし、


ちゃんと乗客が間違えずに乗り降りできてるかの確認や、


荷物のチェックまでやってるところは、サービス行き届いてるとでもいうべきか。




でもこの乗客入れ替えに2時くらい要してて、


そのあいだずっと座りっぱなしってのは、残ってる客には優しくないな。


いったん降りてトランジットの方がまだ気がまぎれたかもしんない。





気を取り直して、ドバイに出発。




気を取り直して、映画を見まくる。



『ラッシュアワー3』


ジャッキーチェンのシリーズものといえばこれ。


1、2も観てるはずなんだけど、よく覚えてなかった。


こんなに大きくなったのよとばかりに大使の娘が登場して、ああそんな感じだったねと。




ジャッキーチェンはなにをしても許されるというか、


くだらない所は笑えるしカッコいいアクションはすげーっと、


期待せず気楽に見れるところがよろしいのでは。


他にこのスタイルに当てはまるのが、トムクルーズと織田裕二だと勝手に思っている。




真田広之もよかった。剣さばきすごい。





『魔法にかけられて』


プログラムで「Enchanted」ってなってたから、


シリアス系のマイナーなタイトルかと思ったら、


このところよくCMしてたディズニーのアニメ&実写映画だった。




これ気になってたけど、


こういう女子向けタイトルって、


映画館も行きにくいし、DVDも借りにくいので機内で見れるととても助かる。




はじまって冒頭のアニメにびっくりした。

日本製はともかく、洋物アニメは少々斜めに見てたが、

相当質高いんじゃないのこれ。



ディズニー特有のぬるぬるした動きはそのままに、


まるで絵画を見ているような美しい彩色がされている。


とくに影の入り具合が新しいんじゃなかろうか。


新しいんだけど、まごうこと無きメルヘンなディズニーで、


こんなんなら実写無しでずっとアニメでもよろしくてよ。




ストーリー上、お姫様ジゼルがアニメの世界から実写の世界に飛び込んできたとき、


ジゼルが急に老け込んでて笑った。


衣装とか、しゃべり方とか、ぶりっ子ってますがそのシワは30代のあれじゃないか。




そのうち慣れてきて、


老けたお姫様も、ぶっとんだ王子様も、姫を狙う動機がよく分からない魔女も、


全部アリになってしまって、


それからはなかなか面白く観れましたとさ。




『ボーン・アルティメイタム』


1回映画館で観てるんだけれども、再見。


やっぱり映画館のほうが迫力あってよかったな。


とはいえ、アクション的にも、スリリングな展開的にも、何度も見る価値ありですわ。



あと、機内で見る時、暗い画面が多い映画は見づらいと思った。




そして真夜中。


まもなく当機はドバイへ到着いたします。とな。





なんというか、ほっとした。


よかった。ドバイに戻って来れて。




Y子さんに導かれるまま、どこをどう行ったのか分からないけれど、


スーパーマーケット「エッセルンガ」に到着。


ここでお土産を調達するつもりだ。




中は普通にスーパーだ。


イオンの食料品売り場とかそんな感じかな。


でも見たことない食材がいっぱいある。


キャベツとかでも日本のものとはちょっと違うのね。




Y子さんも食料品をここで買うことが多いらしい。


この日もいくつか野菜をみつくろっていた。





さあ、おみやげ。




まず職場の大人数向けのお菓子。


配りやすいように個包装のものがいいわいな。


ということで30個入りビスケットをまずひとつ。




あとは個人用に、パスタを8袋。


最初に、有名でおいしいというパスタを紹介してもらったが、


結構大きい箱入りなのでそれは断念する。


かさばるもんなあ。


ということでママーみたいな袋に入っててオサレーなパッケージのものにする。


これなら日本でも見たことないし。




いっしょにくるはずだったMは男の一人暮らしで、


パスタなんかまず茹でないだろうから、


そういう輩向けへのお土産として、リゾットのレトルトを4袋ばかし購入。


メーカーはクノールだって。


クノールなら間違いなかろう。


Y子さんはこのリゾットのエビときのこ味が美味しいといっていたが、それは売り切れだった。


ざんねん。。




そろそろ頭の中のスーツケースプランも満タンな感じ。




あ、ワイン欲しい。


小さめボトルで2本ほど買って帰ろう。


ワインのことはよくわからんけど、てっぺんに紙ラベルが貼ってあるのが良いらしいので、


いわれるがかままのそれにした。




あと、パルマの生ハムも美味しいんだってさ。


それってどうなの。生ハム。


でもかさ張らないし、いいアイデアではあるな。




そんなこんなでこれ以上スーツケースに詰め込めませんというところでレジにいく。



これは袋要るな。


ってんで、レジの側にある紙袋もお買い上げ。




しめて30ユーロ強。


うわあスーパーで五千円使っちゃった。




重い紙袋を抱え、エッセルンガを出た。


これで思い残すことはもうないですわい。


あとはイタリア最後の晩餐ですな。




予約してあるトラットリアがここからひと駅位ということで、歩いていくか交通手段使うか。


そんな選択になった。


Y子さんは僕の荷物が重いのを心配してくれたが、


ここまで来たら何でも良いや。


Y子さんさえしんどくなければ歩きましょうか。ということで徒歩で向かうことになった。




それにしても今日もたいがい歩いてるよ。


僕は昔から歩くの好きだし、これくらいは何とかって感じだけど、


女性にはしんどかったんじゃなかろうか。昼からとはいえ、一日中歩き回るのは。


気を使ってなのかどうなのか、Y子さんも歩くのが好きだって言ってくれた。


そか、それならいちおう安心した。




地図で見ればひと駅だが、そこは方向音痴2人のやること。


ここかなー、あれ、違うなーってのを繰り返す羽目になる。


なにが疲れるって、このグダグダ感と、同じ道をまた引き返す時がしんどいんだわね。




しかもY子さん、予約取れてるかどうかも分からないと言う。


そのお店、普段全く予約が取れないくらい人気で、


今回初めて予約が取れて行くのだと。


で、その予約取ったとき、予約者の名前(Y子)を告げたら、


「おおー、Y子、OK、OK!」


てな感じで話が進んだらしい。



はじめて行くのに。


その常連相手的な対応がとっても怪しいと。




確かに。




まあでも、仮にむこうが別人と勘違いしてても、


同じ日本人なら成りすましていけるんじゃない?


あらーひさしぶりー。また来たわよー。みたいな。




そんなてきとーなことを言いながら、


日も沈んだミラノの下町をうろうろすること小一時間。


ちょうど予約した時間に店に到着。


なんというベストタイミング。




そのトラットリアに入ると、すぐにボナセーラとあちこちから声がかかる。


一昨日行ったリストランテとは違い、こっちはほのぼのとした雰囲気だ。



店内は確かに人でいっぱいだった。


空いたテーブルにもリザベーションの札が。



そして、やけに陽気なおばちゃんが出てきて店の奥のテーブルに案内してくれた。


とちゅうで大皿に載った料理の前を通ると、これが今日の前菜だと説明し始める。


言ってることは基本的に良くわからないが、とにかくしゃべりたくてしょうがないみたいだ。



Y子さんがイタリア語が使えるとわかるとますます話のテンションがあがって、


メニューも持ってこずに、おすすめ料理をまくしたてる。



しゃべるのが早すぎて、Y子さんもあんまり聞き取れないみたいだ。


とにかくメニューを持ってきてと頼むと、おばちゃんは不服そーに下がっていった。




いやあいきなりおなかいっぱいの店だな。



一息つくと、持って来たメニューをもとに料理を選ぶ。




ここはサルディーナ料理を出すお店で、


なんでも、とあるロブスターの料理が有名らしい。



じゃあそれにしましょか。



それと、例の前菜盛り合わせと、パスタとリゾットをそれぞれで。


あと、白ワイン。中間あたりの価格のものにする。




前菜が出てくると、もれなくおばちゃんもついてきた。


なぜか自己紹介をする。


あ、でも ソーノ エス ってイタリア語であいさつをしたのははじめてかも。


日本人もけっこうくるお店らしい。


駐在員とか。


そういう人たちは、お金使いそうだ。それで日本人に親切なのかなあ。




あらためて料理に箸、いやフォークをつける。


前菜はもちろんそれなりに旨かったんだが、


なによりも海の幸パスタが最高だ。


こんなうまいパスタ初めて食べた。アサリとか入ってるんだけど一つ一つが大きくてジューシー。


そのエキスたっぷりのソースがモチモチした麺にからんで、、


いいですなあ。




隣のテーブルでは20人くらいのパーティー?が始まった。


こっちではしょっちゅうこういうパーティー的なことをやるんだって。


日本でいうところの飲み会ってやつですかいな。


でも会社とかそういう枠じゃなくて、家族とか友達同士とかで頻繁に集まるのが特徴的だそうな。



確かに楽しそうだ。


バカ話で盛り上がってる感じが。




そんな雰囲気もあわせて、この店いいな。




でっかいパンをちぎりちぎり食べて、おなかも落ち着いてきた頃、


例のロブスター料理が来た。





見るからにロブスター一匹がぶつ切りになって入った、パエリアっぽいものが出てきた。


これはまた豪快な。


テーブルを覆い隠しそうなくらい大きな皿だ。


これ2人分?食えるかいなこんなもん。




とにかくぶつぎりエビを口いっぱいにほおばって、ぷりぷり感を楽しんで、


ワインで流し込む。



幸せ。


死んでもいいと思った。




Y子さんもそう思ってるだろう。顔に書いてある。


てか言ってるし。


しあわせ~って。




この人がいなかったら、こんなとこで食事できずに、


あいかわらずカッタいパニーニとかかじってるんだなあと思うとぞっとした。


ありがとう。





ワイン一本空けてほろ酔い気分の所に、グラッパと、チーズが出てきた。


チーズは、あのそのままの姿から、好きなだけスプーンでほじって食べてくださいシステムだ。



パンも、でかいフランスパンぽいものを好きにちぎって食べろって感じだったし。


見るものすべてが新鮮だ。





とにかく、満腹気分を味わい、


しばらくまったりしたそのあとはお会計。




2人で80ユーロ。


あれだけ飲み食いしてそんなもんか。


トラットリアは多少良心的お値段ですな。



ここは僕が支払った。



Y子さんも払うといって引かなかったが、ここはひとつ感謝の気持ちとして。


僕にできることってこれっくらいしかないんだもの。


もちろんおごったから今までしてもらったことがチャラになるって訳ではないんだけどね。




こんどY子さんが日本に帰ってくる時は、紹介してくれたお姉さんも一緒に焼肉を食べに行きましょ、


そん時におごってください。


てことでおさめて貰った。





おばちゃんにも、店員さんたちにもグラッツェと言い残し、店を出る。



「私達どっちからきたっけ?」



やっぱり最後まで迷ってしまうのね。





気分良くふらふらしながら地下鉄の駅に到着。



あしたマルペンサ空港から帰るという話で、空港行きのバスチケットがあるから1枚くれるという。


いやいやそこまでお世話になれないし、切符買うのも含めて旅の醍醐味ですわ。


などとわけのわからないことを言っていたら、Y子さんが降りる駅に到着。



また連絡することを約束して、降りていく姿を見送った。





どこの馬の骨とも分からない初対面の輩をつれて、


ミラノをいろいろと案内してくれたY子さんと彼氏さんに感謝。





ホテルに着いた時には23時をまわっていた。


明日は帰国日。


それでも疲れていたのか、感慨にふけるまもなく眠りについた。





もうちょっとでこのブログも終っちゃうと思ったらなんだか記事のアップしたくなくなっちゃって、


いつの間にかそのこともすっかり忘れてた。


内容は下書きに残してあったのでぼちぼち記事にして、ちゃんとおわらせよう。


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ミラノ最後の日は、Y子さんと市内観光の予定。




待ち合わせは昼の12時、ドゥオモの正面のZARAだ。


いっぺんドゥオモにのぼってみたかったが、Y子さんに付き合ってもらうわけにはいかない。


ドゥオモはもう経験済みだろうし、


毎度のことながらここも歩いて上りたかったし。


ひとりで行こう。


そういうわけで10時にはドゥオモ駅に着くように出かけた。




今日もいい天気だ。


ラッキーだったのか、それともいつもこんなものなのか、


イタリアでの天気にはけっこう恵まれた。


本格的に雨に降られたのはミラノ2日目だけだ。




せっかくフィレンツェでいい値段の折りたたみ傘買ったのにな。


しかも、その傘、雨降った日の晩に行ったレストランに忘れてきたから、


結局一日しか使えんかったわ。




ドゥオモに着いて、ドゥオモ前の大きな広場を横切ってると、


ミサンガくっつけようとしてくる人たちに遭遇した。


いっぱいいて鬱陶しい。


こっちをかわし、あっちもかわし、じぐざぐ歩きでドゥオモに向かう。




まずは聖堂内にはいってみる。


おとといも来たけど、あらためて。


とんでもなく高い天井を見上げて、ああ、これからあの上にのぼるのねと実感。


ステンドグラスは確かに雨の日よりきれいに見える。


ミサ用の長椅子に腰掛けてしばらくまったりし、外に出た。




ガイドブックどおり、ドゥオモの北側へ。


ドゥオモに歩いてのぼる人と、エレベーターでのぼる人とは入り口が違うらしい。


当然歩くよ。


バチカンのクーポラも、フィレンツェのドゥオモもオンフットだったからね。


ここは意地的なもんですわ。



そして5ユーロ払って階段へ。





のぼり慣れたとはいえ、どこまでも続く、狭い階段。



のぼること自体はまあ大したことはないんだけど、このあとにくるんだよな。


たぶん夕方くらいには足が棒になって動かすのがやっとになるだろう。


一日歩くことになる足に、この時点で大きな負担をかけてるんだから。




それはともかく、


ドゥオモにのぼった成果はただ眺めがいいだけではなかった。


下からはトゲにしか見えなかった細い塔の細部が見えてくるのだ。




天に向かって突き出る、無数の塔の上には人の形の彫刻が設置されている。


ただ、みな外を向いているので、中からでは顔が見えないんだけど。




そしてドゥオモの屋上は、屋根みたいに傾斜になっていた。


なんか変な感じ。





ドゥオモ前の広場を見下ろす。




なんだかんだいって高い所は気持ちがいい。


けっきょく1時間は上で何をするともなく下を歩く人を眺めていた。



あとドゥオモに上ってくる人たちもいろんな人がいて面白い。


一体何回写真とってくれと頼まれたかしらん。




まあそろそろ降りようかなと思う。


そしたらその途中で外壁の汚れを落としている人がいた。


シャワーみたいなのを噴射させてみるみるきれいにしていく。





このあいだまでドゥオモは修復中とかで前面がシートに覆われてたみたいけど、


今見るにそんなのはなかった。


でも他の場所ではカバーされてる場所がちらほら。


とどのつまりはいつでもどこかを修復または清掃してるんかな。


カバーに覆われない完全な姿を見ることができることは永遠に無いのかも。




ドゥオモから帰還。


そしてZARAに向かう。

店内で服を見ながら待つも、12時になってもY子さんは現れない。


携帯に電話してみたらイタリア語で説明的な声が流れてきた。


きっと圏外だとか何とか言ってるんだろう。


Y子さん地下鉄で来るだろうしね。




てなことを思ってたらY子さん到着。


まずはお昼の腹ごしらえへ。


パスタが食べたいってリクエストすると、


パスタがおいしいというお店につれていってくれるらしい。



で、連れて行ってもらったお店のは確かにおいしかった。


僕はトマトソース系のパスタを注文。


その麺?をいろんな種類から選べるらしいんだけど、


Y子さんオススメの中に穴が空いてるのにしてみたら、


これがなかなかもっちりしてて、噛むとソースが出てきてうまい。




昼ご飯が済むと、ミラノ市内観光へ。


市場へ行くという話を事前にしてたけど、野菜とかをみてもしょうがないので、


とりあえずお土産を探すことにした。




手に入れたいもの。


百貨店リナシェンテで期間限定で売っているというBABBIのウェハース。美味しいらしい。


スーパーでお土産用のパスタとかお菓子とかワインとか。


財布。これは嫁さんへの誕生日祝い。




まずはこのへんにあるものとして、財布探しへ。


モンテ・ナポレオーネ通りにブランド街があるらしいのでそこへ行ってみる。


イタリアといえばグッチとか?ここでヴィトンとかいってもしゃあないし。


でも、いろいろ見てみたけどピンと来なかった。


なんかブランドブランドしてるというか。当たり前だけど。


MIUMIUにあったのが色と形が面白かったので、まずはそれをキープ。



ちょっと離れてY子さんおすすめのMarniというところへ。


ここのもなかなかよかった。もひとつキープ。




あとは無いかなー、ってことでY子さんの友達に聞いてみてくれることに。


ちょっと離れた所に名前は分からないけど、


かわいい商品売ってるところがあるということで、そこへ向かう。



トラムへ乗って、教えてもらった場所へ。


教会があって、その向かいの高級靴屋の角を入っていくとな。


教えてもらってるのと場所がなんか違ったみたい。その教会が無い。


しばしうろうろして、それらしき教会を発見。


でも教会をぐるっと道がとりまいてて、向かいの靴屋が分からない。



ここかなーと思って入っていった路地がなんか雰囲気違ってたぽいので戻るも、


他に靴屋が見つからなかったので、


再度さっきの路地をずんずん進むと友達が言わんとしていたお店に到着。



Henry Cuir というとこだ。


皮製品のショップ?


財布を見せてもらったが、手作りな風合いのざっくりしたステッチがなかなか良い。


一つ気に入ったのがあって、


それは3色ディスプレイしてあったけど、それ以外に色違いはないか店員さんに聞いてもらう。


こういうときイタリア語の話せる人がいるととても助かるなあ。


そしたら色違いが山ほど出てきた。


それぞれ別の皮を使ってるのか、色の組み合わせといい、表面の仕上げといい、みんな違う。


すげー。




ワンポイントの刺繍もかわいい。自転車とか馬とか(あとで犬だとわかった)。



結局その財布に決めた。


色も質感もワンポイントの刺繍も申し分ないやつ。



お値段は240ユーロ。


うーむ。


なかなか値は張るが、嫁さん日本に置いてきぼりをさせてるわけだしここは奮発しよう。



ラッピングしてもらい、TAXFREEの手続きもしてもらう。




さて次。


いったんドゥオモに戻って、リナシェンテへ。


BABBIのウェハースを探しに行く。


これは難なく見つかって、でもけっこう高くて悩んだ。


ノーマルなのは一つ一つがわりとおおきくてかさばる。


こんなのスーツケースに入らんよ。絶対。


ということで小さめのサイズのを購入。これだと味見くらいになっちゃうけどね。




行きたいスーパーは今晩予約してもらってるトラットリアに近いということだが、


その付近に行くにはまだ時間が早い。


今3時、トラットリアの予約は7時半だ。



休憩しながらどこか次の目的地を探す。



最後の晩餐の教会?予約してないと無理みたい。


お城?うーん見飽きたしな。



地図を眺めると、ポルタ・ガリバルディ駅の近くにでかい墓地がある。


ここは?と聞くと、


いろんなお墓がずらーっと並んでいて、


彼氏さんが感動してたらしい。でもY子さんはそれほどでもないと。



とにかくそんなとこなら行ってみたいってことで、


またトラム乗り継ぎ。




そして墓地に着く。



でも、開いてなかった。


閉園の時間になったから入れませんとな。




Y子さんが入り口で粘ってくれたけどやっぱりだめ。

でも「わざわざ日本から来たからちょっとでも入らせて」ってまで言われると恥ずかしい。

わざわざ墓を見に来た日本人って…



じゃあどこ行きましょう、ということでまた途方にくれる。


あとミラノの観光地っていうと…




よし、最後の晩餐のあるサンタ・マリア・グラツィエ教会に行ってみたい。


てことでまたトラムとバスを乗り継いで移動。


なんかすいませんね、Y子さん。




で、着きましたでグラツィエ教会。




いちおう最後の晩餐見れるかどうか聞いてもらったけど、やっぱりダメみたい。。


礼拝堂内などをぶらぶらして、時間を潰す。




そろそろスーパーに向かってもいい時間かも。


ということで、スーパーマーケット「エッセルンガ」を目指す。