アワビ稚貝 | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 閉鎖循環水槽で採苗したアワビです↓

 ここまでは順調ですかね

 

 餌(たぶんココネイス)もけっこうありそうだし

 黄色い米粒みたいなのが、アワビの餌になる付着珪藻のココネイス(たぶん)

 通称「コッコ」

 私が漁協に入ったとき、右も左も解らないままアワビ種苗生産施設に配属されました

 アワビ種苗生産技術を確立された先生が来られて指導されてたんですけど

 いつも

 「コッコが・・・」 「コッコが・・・」

 って言ってるんでニワトリでも飼ってんのかと思ってました(笑)

 アワビが配合飼料を食べられる大きさになるまで、餌となる付着珪藻を維持できるかどうかでアワビの生残が大きく変わってきます

 足りなかったら餓死するし、あまりにも珪藻が繁茂してしまうと珪藻に巻かれて死んでしまう

 

 ここは閉鎖循環システムで、照明は蛍光灯なので

 照度を上げるのも下げるのも自由自在

 照度が足りなければ24時間ずっと光を当てることも、逆に24時間真っ暗も可能

 おまけに水温も自由自在なのでラクチンです

 


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