学生さんの反応は・・・ | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 身の程知らずにも大学で話をさせていただいたんですが

 生徒さんの感想みたいなのが送られてきました

 

 読むのがコワい(笑)

 

 

 

 「一次産業は窮地に陥ってます」っていう話は良く聞くが、発想を転換して解決策を見いだし、実際に行動に移していることが印象に残った

 

 

 私が知っている三陸の海の情報ではなく、漁業協同組合の方から見た三陸の海についての情報が多く、視点や立場は大切だと感じた

 どこがどんなふうに違ったんでしょうかねえ

 

 常識にとらわれず、挑戦してるところが凄い

 

 

 ブラックバスは外来種として駆除されているのに、ニジマスやギンザケは外来種なのに養殖を推奨されている。私も不思議に思って調べたらニジマスに関しては他の魚を食害することがなく、おいしい、つまりお金になるから黙認されているというようなことでした。このような矛盾があっていいのかとても疑問が残った。

 そうですよねえ

 

 サケを完全養殖して稚魚を確保してやろうというような試みを

 試すよう促した田老町漁協は良い環境を持つ組織だと感じた

 リスクを知りつつも新しい試みに挑戦できる環境こそ、将来性のある経営体だと思う

 確かに

 変なことをやりたがる私のような人間をクビにしないでいてくれて感謝です

 

 現代になって、漁業を含む農業は市場競争に入ることで経済成長することが期待されるようになりました。しかし、自然を相手にすることは有限の資源を相手にすることなので永遠に成長し続けることはできません。回りや世界のトレンドと同じ道を辿るよりは他と違うことをする方が持続して生き残る産業にできると思っているので、田老漁協さんの考えや取り組みに共感する部分が非常に多かったです

 私なんぞには難しいことは解りませんけど、経済性一辺倒じゃ一次産業はどこかで破綻してしまうと思います

 

 

 時間がなかったので途中からはしょって説明しちゃったんですが

 最後に

 「ずっと前からSDGsだった」

 と題して、若い頃にセイベイヤのじいさんから言われたことを紹介しましたら、多くの学生さんが

 「心に刺さった」

 と書いてました

 もっと丁寧に説明するんだった