初ウニ | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 今日は今年初のウニ

 

 午前1時頃、雨の音で目が覚めました

 (まずい・・・・)

 

 少々の雨なら採ったウニにシートを掛けるなりして

 雨が当たらないようにすれば特に問題は無いのですが

 

 スタート時に本降りの雨が降ってると

 中止にする場合が多いです

 

 2時過ぎ、家を出ると

 まあまあの雨

 ビミョーだな・・・・

 

 海は悪くない

 空だけが問題

 

 うーん

 一人悩んでたら

 雲が流れて、でかい月が見え始めました

 ま、月が見えたって事は大丈夫って事で

 

 3時過ぎ、そのまま続行決定

 

 事務所を出る頃には雨も止み

 波は問題なし

 

 いざ海へ

 

 透明度も問題なし

 ウニはたくさんいます

 けど

 たくさん見えてる場所のウニはだいたい痩せてます

 

 流れ藻が溜まった場所や

 海藻の下など

 採りにくい場所のウニが肥えてるので

 あえて採りにくい場所を探して採る

 

 5時30過ぎ

 「など?」(どうだ?)

 顔を上げると名手Sさん

 すでにカゴに山盛りです

 「あいかわらず、早いがね」

 「内視鏡やってどこかにキズが付いたようで声が出ねえ」

 病院に行っててこのスピードっすか・・・・(汗)

 

 6時10分

 私も何とか規定量に到達

 いや、もう少し入るな・・・

 

 むき身作業をしてくれる人がいないので

 殻のまま販売です

 

 魚市場に行くと

 「サンプルを割ってみます」

 「どうぞ」

 「良い身ですね」

 「だべ」(っていいつつちょっと心配だったりして)

 


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