無理は承知で | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 中学生が

 自分たちで種糸を生産し

  去年の12月に

 自分たちで養殖施設に巻き込みをしたワカメ

  が

 立派に成長した模様です

 

 

 施設を貸してくれた漁業者から電話がありまして

 「中学生が巻いたワカメ、いつ刈り取るの?」

 あ”っ

 

 「いつならいい?」

 「んー、9日までにはワカメを採り終わるから10日かな。ま平日でもいいんなら、それでも」

 

 中学校は授業のカリキュラムが決まってるだろうから平日は無理でしょう

 次の土曜日までおけば成長しすぎるような・・・・

 

 「じゃ、10日にしましょう。10日ってことで」

 

 学校に電話して

 「刈り取りを10日にやりたいと思うんですが」

 「あの・・・・・生徒全員で作業するように予定を組んだんですけど」

 「いつですか?」

 「平日の午後」

 「午後だと風が吹いてやれるかどうか解りませんね。朝はダメすか」

 「授業があるので」

 「でしょうね」

 「沖はあきらめて教室でボイル加工をしたいと思うんですが」

 「えー、せっかくだから沖で刈り取りしましょうよ。希望者だけでも」

 「そうは思うんですけど」(汗)

 「じゃ、ボイル加工は、それはそれでやるとして、10日の土曜日の朝に希望者集めて刈り取りしましょ」

 「希望者が無い場合は・・・・」

 「漁業者の子供を何人か引っ張っていきましょう」(笑)

 

 勝手に時間も決めて

 船を手配

 「で、何人乗るの?」

 「えーーーーーーー。ん?」

 

 また学校へ電話

 「生徒さん、何人ぐらい来ますかね?」

 「希望をとってみないと、解らないんですが、なにしろ学校まだなもので」

 

 思えば春休み

 生徒は出てきてないんです

 

 それを一週間前に電話して強引に日程も決めちゃって

 えらく迷惑なヤロウです←私です(m_m)

 

 漁業者にもそのご家族にも

 生徒さんのご家族にも

 皆様に多大なご迷惑をおかけしまして申し訳ございません

 悪気はないので・・・・

 

 


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