王蟲(おーむ) | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 ウニのイメージってどうですか?

 トゲトゲ

 刺さると痛い

 いかつい

 そんな感じでしょうかねえ

 

 水から上げるとトゲしかないので当然なんですけど

 水の中にいるときは

 風の谷のナウシカに出てくる王蟲(おーむ)のピロピロ(?)みたいなのが出ています

 

 エサのコンブを近くに置くと

 ウニの殻からピロピロがたくさん出てきます

 なんて表現したらいいんでしょう

 風の谷のナウシカの最後のシーンみたいな

 宮崎駿監督はウニの触手を見てあのシーンを作ったんじゃないかってぐらい似てます

 このピロピロが傷を癒やしてくれればいいのに(笑)

 

 当然ながら傷を癒やすことはなく

 触手が一つコンブにくっつくと

 (コレハクエル)

 とでも思うんでしょうか(そもそもあいつら、どこで考えてるんでしょう??)

 次から次へと触手が集まってきてコンブを捕まえて

 ジワジワと口の方に運ぶ

 で、食べる

 癒やすのとは真逆ですわ

 コワイ

 

 アワビは意外とアクテイブにエサを押さえ込むんですが

 ウニはジワジワ

 

 ただし、食べる量はケタ違いですね

 同じ重さのアワビなら10日は楽に持ちそうな量が

 次の日には無くなってます

 

 そんなにエサは食べなくても大丈夫だと思うんですが

 おそらくエサがあればあるだけ食べるんじゃないかと

 満腹ってことがないような気がします

 

 

 磯焼けの最大の原因はウニ

 というと

 

 イヤ違う。他に原因がある

 とか

 巻き貝の方が影響が大きい

 とか

 言われる方がいますけど

 

 この食べ方を見るとね

 ウニの影響はやはりそうとうのものだと思いますよ

 

 


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