可能性 | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 今年は

 人により

 なのか

 場所により

 なのか

 

 ワカメの芽が薄い所があるようです

 

 いつもより短い

 っていうのなら時期が遅くなれば収量は出ますけれども

 芽が薄い

 ってことはワカメの本数自体が少ないってことなので

 直接減収に繋がってしまいます

 

 昔はね

 多少薄いって思ってもどんどん芽が増えてくる

 ものでしたが

 最近は

 薄いまま。ってか、どんどん芽が薄くなる

 

 もしかしたら

 アイツ

 ワカメの芽を食べる厄介者

 アマクサアメフラシがいるのかも・・・・・・

 

 ワカメの葉がどのぐらい出てくるのかは

 ある程度成長しないと解りません

 

 種苗の時点で問題ないと思って巻き込んでも

 今頃になって芽薄問題が発覚する

 ワカメの種苗はないので

 どうすることもできずに減収ってことになっちゃいます

 

 

 陸上水槽である程度まで成長させてから沖出ししたワカメ種苗の方は密度に問題ないらしいんです

 

 んっ?

 まだあるなあ・・・・・・

 

 陸上で培養しているワカメ種苗がまだ残ってるんです

 廃棄するのが忍びなくて、持ってました

 長いのは30㎝ぐらいありそう

 このぐらい成長してれば今から巻き込んでも

 収穫に間に合うんじゃ・・・・・・

 

 もし間に合うとしたら

 来年以降、今頃の時期にワカメ芽薄が発覚してもバックアップ可能って事になります

 減収もある程度抑えられる

 

 

 やってみようではないか

 

 とはいえ

 そんな突飛な話につきあってくれる人はなかなかいません

 

 同級生の漁業者に

 「薄い所に今から種巻いてみねえ?」 

 「え”ーーーーー!今からワカメの種巻けってか??ムリだべ」

 「けっこう成長してっから間に合う(はず)」

 「いい。遠慮しとく」

 「だよなあ・・・・・」

 

 2~3人に声を掛けたんですがいずれも×

 

 でも、いました

 私のバカ話につきあってくれる方が

 ありがとうございます

 

 本日種苗を渡して試験開始しました

 

 ワカメ安定生産へGo!

 


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