95 | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 先日のアワビの口開けで検査をしてましたら

 

 「ダメだー。年とってアワビを採れなぐなったー」

 見た感じアワビは5~6㎏ぐらいありそう

 

 「いや、採って来たがすか」(いや、たくさんとってきたじゃないですか)

 「95(才)になったあ。目もろくに見えねえ」

 「いやいや、大漁です。ウチの親父はそもそも口開に出れませんよ」

 「なんだ、大謀の息子だがっか」(なんだ、定置網の責任者の息子じゃないか?)

 ・・・・・・今まで誰か解らないでしゃべってたのね

 「オメーの親父は腕が良いし、まだ若いのになあ」

 

 ウチの親父、今年87才になるんですけど・・・・・

 まあ、95才から見ればね、若いですわ

 

 それにしても90代で一人で海に出られるってすごい

 この方、100才になっても海に行きそうです

 

 年とっても元気に働けるって何よりも幸せのような気がします

 

 

 


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