今日は第3回目のアワビ口開けでした
昨日は口開けするかどうか協議が難航
波の予報は悪くなかったんですが、午前2時頃からお昼ぐらいまで雨か雪の予報
日数に余裕があるのなら回避したかもしれませんけど、なにしろ年内にあわびを採れるのは28日まで
予定回数はあと2回
結局、ぱらつくぐらいの雨なら採ろうということになりまして
平日だったら若い人達が口開け関連の連絡をしてくれるんですけど、日曜なので私一人
アワビは田老町漁協のほとんどの組合員にとって最も収入が多い海産物ですので、連絡漏れが発生したら一大事です
地区ごとに組合員に連絡する係「連絡員」さんがいるので、まずその方々に連絡
順調に連絡してたら最後の1件が出ないし
防災無線で
「こちらは田老漁協広報です 明日アワビの口開けです」
って放送して
組合員に口開けのメールをして
口開け時に違反が無いか検査する検査員さんに連絡して
お昼も過ぎたし、電話に出ない連絡員さんには家から電話しよ
帰ってメシ食お
って帰ろうとしたら 電話
「おい!防災無線鳴ってねえぞ」
「ええー?まじすか?」
市役所に電話したら、当番らしきヒトはさっぱり要領を得ないし
水産課の課長さんの携帯に電話して防災無線の担当に連絡してもらって
三王高台のスピーカーがダメみたい
試験放送を何度も繰り返し
「壊れてますねえ」
「でしょうねえ。鳴らないもの。今日、復旧しますか?」
「無理ですねえ」
「でしょうねえ」
当方の組合員はけっこうな割合でメールに登録してもらってるので、概ね口開けを知ってるはずなんですが
1人でも知らなかったら事件
なにしろ腕の良い人なら一朝で数十万円とるわけですからね
「知らなかった。補償しろ」
なんて言われましてもどうしようもできないので
放送が鳴らなかった高台は組合員が多いのでメール登録してない人をピックアップするだけで約1時間
それから電話して
腹減った
帰ろうとしたら 電話
「検査員の○○ですけど、明日検査に行けなくなりました」
「はあ・・・・・・・」(泣)
それから代打探し
帰って晩飯を食ってたら 電話
「あのー検査員の××さんが明日検査に行けなくなったそうです」
「またー」(泣)
日曜の5時過ぎから誰も見つからねえよなあ・・・・・・
今朝は雨の予想なので朝4時に事務所に来て口開けを決める役員さんに連絡をとると
「雨だから中止にしないと」
「もう日にちが無い。今日採らないと」
議論紛糾
まあ、どっちも正しいので
田老だけならまだしも、お隣の組合とも協議があるので
もうあっちこっちから電話の嵐
そのうち、組合員さんからも
「雨だぞー!どうすんだー!」
って問い合わせが来てもう何が何やら(笑)
最終的には採ろうということに決着
もうここで疲れ果てました・・・・・
道具を準備して船を出して
整備から帰ってきた船外機
一発始動!
目指す漁場へ
いざ!
船外機は快調!
って思ってましたら
回転が落ちてくるエンジン
えっ?ウソッ?やべっ停まんなよ
心臓マッサージするようにポンプでガソリンを送るも
プスン
まさかのエンジン停止(泣)
おい、なんだよ、どーすんだよ(焦)
もう一度エンジンをかけると
かかることはかかったんですが・・・・・
怖くて遠くへは行けない
停まった位置から一番手近な漁場へ
漁を終わって陸に上がると 電話
(もう電話やだ)
「検査員が行ってない浜があります!」
「はあ~?なんだってーーーー」
その浜へ急行して検査
検査を終わってアワビの混獲調査をしていたら 電話
(電話に出るのがコワイ)
「サケの卵取りに来て」
「はい、何時ですか?」
「給水終わったから、遅くても一時には来てもらわないと」
時計を見れば12時50分
そこへは1時間ほどかかります(汗)
ふ化場担当者へ電話して
「誰か卵取りに行けねえ?」
「今から採卵なんで無理っす」
オレが行くしかねえなあ~
その辺の入れ物をかき集めて軽トラの荷台に放り込んで急行
なんとか1時前にたどり着くと
「布に穴が空いててダメだね使えない。」
「スミマセン。布貸して下さい」
布をお借りして輸送して参りました
なんでこんなにトラブルばっか・・・・・