昨日、組合長の代わりに大学に行って生徒さんにワカメの事や震災のことなどを話しに行って参りました
100分という長丁場に備えて110ページに亘るパワポを準備して、片道2時間の道中ではずっと話す練習をしながら(笑)
大学って同じような建物が並んで、しかも、同じような部屋がいっぱい並んでるので、いきなり迷うし
なんとかたどり着いてパワポのデータを教授に渡してパソコンに入れてもらいまして
特別な枠でやるのかと思ってましたら、普通の授業の流れに入ってるみたいで、前の授業が終わらないと準備できないとか
前の授業が終わって準備のために教室に入ると
200~300人ぐらい入りそうなデカイ教室の端に生徒さんがチラホラ
「あれ?生徒さんは?」
「これで全員です」
「えっ?組合長は数百人って?」
「あっ、去年はそうでしたけど、今年は40人ぐらいです」
「40人って・・・・・田老一中と変わらないですねえ・・・・・」
「さあ、ではいきましょうか」
パソコンを繋いでもらって
「すいません、パソコンの画面がスクリーンに映りません」(汗)
「えっ?そんなことあるんですか?」
「ないです。普通は。あれ~どうしちゃったのかな」(汗)
(パワポ無しで100分?ムリだな。絶対・・・・・・)
「あっ!写りました。あっ!でも今度はパソコンの画面が真っ黒です」(汗)
パワーポイントって、パソコン上には今写し出しているスライドと次のスライドが表示してあって、現在のスライドを表示しながら次のスライドを確かめつつ、タイミングを見計らって次のスライドに移っていくんですが(少なくとも私の場合は)
パソコンの画面真っ暗だし・・・・・・・
時間も解らんし(汗)
どうやって時間を調整すればいいんだ・・・・・・(汗)
かといって状況は改善する様子もなく
焦り始める教授
「いいです。これで行きましょう」(ホントかね・・・・・)
「では、マイクを貸して貰えますか」
「どうぞ」
「〇×□■〇△」
マイク入ってねえし・・・・
「あれ、おかしいですねえ、じゃ、こっちのマイクで
「〇×□■〇△」
・・・・・・・・(汗)
「あれ、どっちもダメなんて・・・・えーちょっとあり得ないなあ・・・・・どうしたんだろ」(汗)
(こっちが聞きたい)
「もう、時間過ぎちゃってるから、いいです、地声で行きます」
「すいません」
でも、大きな教室で生徒が座ってるのは最後列
けっこう声を張ってるつもりでも・・・・・
そもそもパソコンを見ながら話すのであれば生徒に向かって話す形になるんですけど、なにしろパソコンは真っ暗なので、パワポが写し出されたスクリーンに向かって話すような形になってなおさら声は届かない・・・・
自分が作ったパワポとはいえ、100枚以上のスライドで次にどんなスライドが出てくるか覚えてるはずもなく
画面が変わってから
(えーっと、このスライドでは何話すんだっけって思い出し始める始末・・・・・・)
画面を変えるのが怖い
次から次へと寝落ちしていく生徒さん達
唯一まともだったレーザーポインタの電池も無くなって使用不可
昔懐かしい伸びる棒で差す羽目に
声が聞こえないせいか、くだらない内容のせいか、終わる頃には半数ぐらいの生徒さんが寝てるし
寝てる人に向かって話すってほんと空しい(泣)
あーオレ、高校の時授業中ずっと寝てたよな・・・・・・先生に悪いことしたなあ・・・・・
三十数年ぶりの懺悔
寝るのはまだいい方で、途中で出てく生徒までいるし・・・・
時間も解らないまま話し続け
腕時計を見ると
なんと終了10分前
あー、まだスライドの2/3しか終わってねえし・・・
思いっきりはしょって強制終了
やっぱり
私なんぞが行くところではございませんでした
息つく暇も無い補助事業の書類作成の間隙を縫って100枚以上のパワポを作成して、雪の峠道を片道2時間運転して、夜の9時までメシも食わずに懸命にオヤジが話ししてんだもの、しかも報酬も無しで。しょーもないなと思ったとしても、せめて、話ぐらい聞いてくれてもいいではないか(笑)
夜の9時近くに終了
教授と一緒に遅いごはんに行きましたら
「リアルなことって、なかなか興味を持って貰えないのかもしれませんね」
だって
100の真実より一つのきれいなウソ?
「南海トラフとか首都直下地震とか起きると言われてます。いつか必ず起きるでしょう。その時のために実際に震災を体験した人の生の声って言うのは重要なヒントになるはずなんです。ぜひ来年もお願いします」
「ハハッ・・・・勘弁して下さい」(泣)