いわし | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 サケの水揚げはなかなか伸びてきませんが、イワシがどかんと入網中

 

 船が沈みそうなぐらいのイワシ

 昨日はこの辺の魚市場の休業日だったので、定置網もお休みでした

 

 組合長は

 「2日もおいたらイワシで定置網が沈むんじゃないか?」

 って心配してましたが

 今朝は海産サケ親魚を生け簀に入れる当番だったのですが

 (イワシが大漁でさけを活かして積んでくるのは無理だべな)

 半信半疑で市場に行くと、今日はサケを入れてくれるとか

 (んっ?ってことは、イワシは・・・・・・)

 今朝は船が沈むほどとはいきませんでした

 

 

 私が小学生ぐらいだったでしょうか

 親父は定置網の責任者をしておりまして、サケ漁期中はずっと番屋に泊まり込んでいたので、ほとんど会うことはありませんでした

 ある日、親父が突如真っ青な顔して家に帰ってきて

 「船が沈むかと思った」

 って言ってたのを思い出します

 

 サケを積み過ぎて海水が船に入り込んで来そうだったんだそうな

 そのぐらい来ませんかねえ

 サケ・・・・

 

 サケはもはや高級魚

 高くて手が出ませんけど、甥っ子や姪っ子がイクラ好きなんだよなあ・・・・

 待ってんだろなあ~

 

 


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