まさかの顕微鏡 | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 昨日から続くのである

 

 昨日、不調に終わった田老一中生によるコンブの採苗

 (母藻が悪かったかなあ・・・・・)

 

 今日は別のコンブを使って種苗生産施設で遊走子を出させて見ると

 

 あっという間に遊走子を大量放出

 なんだ、問題ないじゃないの?

 

 そのまま水ごと中学校へ運んで

 確認のため中学校の顕微鏡で遊走子を確認すると

 

 ない!

 1個も見えない

 ウソー(汗)

 さっきあれだけ出てたのに?????

 

 もしかして・・・・・

 漁協に置いてあるワカメの遊走子確認用の顕微鏡を持ってきて見ると

 遊走子ちゃんといるし・・・・・・

 なぜ??

 

 

 おそらく昨日の母藻も遊走子を出してたんだと思います

 

 まさかの顕微鏡が原因・・・・

 

 

 海藻の研究者の方に

 「遊走子が見えない顕微鏡ってあるんですか?」

 って聞くと

 「生物顕微鏡ですよね。普通は見えますけどねえ」

 で、顕微鏡の状況を説明したら

 

 どうやら光が強すぎたみたいです

 光が強すぎて、しかもLEDが光源だと光が直進するので水の中を動くようなものは見えないだろうということで

 普通は光量を調節したり、フィルターなんかで見えやすくするんですが、学校にあった顕微鏡は光量を調節できなかったので

 

 いやはや、意外な落とし穴でした

 

 

 


農林水産ランキング