まさかっっ | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 本日からサケの稚魚を放流するための捕獲採卵作業をする部署が仕事を始めました

 これから定置網、川でのサケの採捕・採卵、コンブ種苗の生産、天然コンブ・アワビの口開けと一挙に忙しくなります

 気づけば正月みたいな

 

 ここ数日、仕事始めの準備やら、コンブ養殖漁業者の会議やら、コンブの採苗準備やらでバタバタしていてブログの更新もできずにおりました

 

 

 先日組合長に呼び出されまして

 「オレ3年もやって生徒さんもいいかげん飽きたろうから、代わりにお前やってくれ」

 「はっ?何の話っすか?」

 

 渡された書類には県内の様々な会社の社長さんやら町長さんやら会長さんやらの名前がずらり

 県内の会社や団体の代表者が日替わりで大学の講義を行うというものみたいです

 地元企業に学ぶESD

 とかいう

 

 「何言ってんですか、そんなお偉いさんばっかいるなか、オレじゃだめでしょ・・・・」(汗)

 「いいべ。大学の教授には連絡しといたから」

 「はあ?そんなムチャクチャな」

 

 昨日はその教授がご挨拶に見えられまして

 「よろしくお願いします」

 「よろしくって言われましても・・・・他は会社の社長さんとかじゃないですか、私なんかじゃダメでしょう?ダメですよねえ?」(お願いダメって言って)

 「組合長さんのお話も大変有意義だったんですが、生徒に近い年代の方から、生徒の目線に近いお話しを伺うのもいいかなと思います」

 「そう言われましても何をお話しして良いものやら」

 「自由にお話ししてもらってけっこうです。現場目線の苦労とかも率直にお話ししていただければ」

 「題名にはなんかの頭文字みたいなのが出てましたけど?」

 「あっ、ESDですね。特段気にしなくてもかまいません。田老漁協さんは活動自体がESDみたいなもんですから、普段の活動をお話しいただければ、それで主旨に合致するはずです」

 (ESDってなんのこっちゃ?言葉の意味も知らない人が話しちゃダメでしょ)(汗)

 

 「200~300人入りそうな場所で話すんだっけ、緊張すんなよハハッ」

 と組合長

 「あっ、今年から講義時間が100分になりましたんで」

 

 (クー、100分も話すネタが無いからオレに振ってよこしたんでしょ・・・・・)

 

 学生さん相手に100分も何を話せばいいのだ????

 

 話すことがなくなって舞台の上で凍り付く・・・・・

 夢でうなされそうである(ToT)

 

 

 


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