DVDマガジン6/2 ② | sakaeの百恵さんブログ

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32年ぶり復活 百恵さんの話がしたい!

 昨日に続きDVDマガジン6月2日号の内容紹介です。
 渡辺愛紗さんの百恵が歌で演じた女たちは「ひと夏の経験」です。少女は夏の訪れを肌で感じていた。カラフルな浮き輪を持ってはしゃぐ海水浴客、ビールを片手に歓談する外国船員、彼女が暮らす海辺の町にとって「夏」は一大事だった。
 その熱気に当てられたわけじゃない。少女は、胸に湧き上がる思いを冷静に見つめ直そうとしていた。これまでも憧れていた人はいた。だけど今度の恋は違う。女の子の一番大切なものをあげてもいいと思う。愛する人に捧げるため守ってきた思いを・・・。
 彼が喜ぶならそれで倖せだと思う。初めて経験するこの気持ちを何と呼ぶのだろう。これが「愛」?愛は尊いと人はいうけど、正直よくわからない。初めて経験する自分の熱さに戸惑いを覚えた。少女は汗ではりついた制服の背をつまみ、ふっーと息を吐いた。
 「ひと夏の経験」は「青い果実」で切り拓いた「青い性」路線を、この曲によって確実なものとするが、実はデビュー初期から準備されていた楽曲で、元タイトルは「甘い誘惑」であった。
 大人の想像を刺激するフレーズが並び、スタッフには想定内とはいえ、百恵は取材のたびに「女の子の大切なものって何?」という質問を浴びることになる。当時15歳の少女は屈せず、一貫して「まごころ」と返す。
 後に酒井政利がこの曲について、「本当に清潔な子だからこそ、誰が聴いても許せた」という。最後までアイドルの笑顔を見せることなく、堂々とカメラの前に立った。観る者、聴く者をゾクッとさせた百恵オーラは、後年「菩薩」と称されることになる。
 結果、レコード大賞大衆賞、歌謡大賞放送音楽賞と、主要な音楽賞を総ナメにし、紅白歌合戦のトップバッターとして初出場を果たした。と話しています。
 今日は一つのテーマで長くなってしまいましたね。あまり長いと読む方も嫌でしょうから、いつも原稿用紙2枚くらいにしようと思っています。リレーインタビューは明日にします。
 曲はべたですが74年6月「ひと夏の経験」を大晦日の紅白動画でどうぞ。