DVDマガジン6/2 ① | sakaeの百恵さんブログ

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32年ぶり復活 百恵さんの話がしたい!

 DVDマガジン第35巻が間もなく届きますね。では、DVDマガジン6月2日号の内容紹介です。
 フォトギャラリーは写真がドアップです。76年冬暖かそうな光の中に横たわる17才の百恵さんです。
 プレイバック百恵の言葉は「ヒロイン」です。ジャンヌ・モローは戦後のフランスを代表するような女優で、ちょっと前の世代あたりの憧れの対象である。
 78年暮れの「炎の舞」の対談で、友和がこの映画で百恵が扮した「きよの」と言うヒロインについて、「死刑台のエレベーター」のジャンヌ・モローを思い出したと言い、百恵も「私もよ!」とかなり興奮した様子で語る。
 「ジャンヌ・モローって、私最高に好き! かわいくって残酷で女そのものでしょう。私きよのを演じながら、ジャンヌ・モローだったら、このシーンどういう風に演じるかしら? と良く考えていたわ」
 友和が、狂ったように叫ぶシーンでの百恵について「ジャンヌ・モロー的なものが出ていたような気がして、ゾクッとしたな」と言うので、百恵はとても嬉しそうだ。その場面について「絶叫調より、押(抑?)えた方が逆にスゴ味が出るような気がして」そうしたのだと、演技プランを明かす。
 「死刑台のエレベーター」は57年の作品で新作としては見ていない。当時はDVDもネットもなく、何度もテレビ放送されているが、二人とも見ているのは仕事柄なのか、偶然なのか、ファンならば、二人は何かの機会に一緒に見たと考えてもおかしくない。
 生まれたころの映画を見ていると堂々と語り、二人の映画の趣味が同じであることを、明かしている。
 「恋人宣言」の約1年前のことである。と話してます。
 岩井志麻子さんの「赤の壺」は、あまりに過酷な運命の嵐です。大映ドラマだもん、と言われてしまうと、何もいい返せなくなってしまうんだけど。百恵の境遇というか運命は、ドラマといいながら、百恵のメンタルが心配を通り越して怖くなってしまう。
 陸上界のホープから車椅子、愛する友和が兄だったという衝撃を乗り越えたら、実は父と血がつながっていなかった。私の父は誰!! と混乱のぐるぐる巻きになる百恵を、運命は決して休ませてくれない。
 今度は兄の中島が百恵を女として見るようになる。自分の身なら容量オーバーだよ。だが百恵は健気に気丈に、すべてを受け入れ克服していく。ここまで立て続けだと現実を受け入れるしかなくなる。と話しています。
 曲はもう曲名が出ています(^O^) 78年9月「ドラマチック」から「ヒ・ロ・イ・ン」をどうぞ。これはリサイタルのライブがあるんです。

 ★ヒ・ロ・イ・ン★



窓から差す朝の光が、はげかかった白い床に
あお向けになった百恵さんに当たる。
まだ夢を見ているのか、
あるいはまぶしい光と遊んでいるのか。
                               by紀信