15冊目:それでも旅に出るカフェ | 【読書感想文Blog】ネタバレ注意⚠

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15冊目: それでも旅に出るカフェ 

近藤史恵

2025/11/29

 

 


★ひとことまとめ★

手軽に旅行気分×ミステリーコーヒー

 

 





↓以下ネタバレ含みます↓
作品読みたい方は見ないほうがいいかも



【Amazon内容紹介】

世界のさまざまなカフェメニューを提供する、カフェ・ルーズ。円が営むカフェもコロナ禍の影響を受けていて……。
日常のちいさな事件や、モヤモヤすることを珍しいお菓子が解決していく。「こんなカフェに行きたい!」の声続々のコージーミステリー第二弾。

 


【感想】

前作がとっても良かったので続編も本

すっかり記憶から薄れていましたが、作品を読み始めて一気にコロナ禍の記憶が思い出されました。

色んな飲食店が打撃を受けたんだろうなあ…。円みたいに土地も物件も自己所有ならまだしも、テナントだとどうしても賃料が発生する分営業できなければマイナス…あの頃は先行きも不透明で、そうなるとたたむしかないよね。

 

自分のお気に入りのお店が無くなってしまうのって悲しいですよね。あの食べたい味がもう食べられない悲しさ…。

コロナの影響だったのかどうかはわかりませんが、私も好きだったイタリアンのお店がなくなってしまい(シェフが一斉に辞めたらしいのでコロナってよりは経営に問題あった気も…)、あのおいしいハーブのバケットやウニのパスタがもう食べられないのか…赤ちゃん泣きとショックを受けました。

 

瑛子と円の関係も、踏み込み過ぎないところがまたもどかしくもいいですよね。

お店が閉まってしまったら会えなくなってしまう、連絡も取れないというのがもどかしく思いました。

私ならプライベートのLINEなど聞いてしまうかもなあ~。

でも、店主とお客さんの立場という一定の距離間だからこそ、うまく付き合いが続くのかもうさぎ

仲良い相手がお店をやっていると会うためにはお店に行く必要があるし、お店に行くってことはお金を使うってことで、そうなると使えるお金にも際限があるからしょっちゅう行くのは難しいし、そうなると必然的に毎日通うのは難しいからある程度日数が空く…。大人の付き合いならそのくらいの距離間のほうがいいのかもなあ~。

毎日会って相手にべったりして楽しいのは学生までだよな~。お互い仕事もあるしね。

瑛子も円も人にべったりするような感じでもないし、つかず離れずで居心地いいんだろうな~。

 

出てくるお菓子は前作同様読みながら調べて、食べた~いよだれとワクワクしました。

バインミーもベトナムで食べてから日本では食べていないから、久しぶりに食べたいな~となつかしくなりました。

お話自体は円の思想?近藤さんの思想?が若干強めな感じがしました。

前作同様、おいしいお料理×ほっこりみたいなイメージで読むと、結構重い話題で疲れるかも…。

 

私はジェンダーとかルッキズムとかフェミニズムとか、もちろんそれで不当な扱いをするというのは止めるべきだと思うのですが、だからと言って「認めるべき!」というのも違うと思うんですよね~。

本当の多様性って、お互い「どうでもいい」って境地なんじゃないかなと思っています。

多様性ってことは、そう思えない人の考えも尊重するべきってことになりますよね。

なんか、絶対認めろ!反対意見はNO!!みたいな主張の人が増えてきたよな~と思います。

特にヴィーガンの方に多いイメージ。あなたがヴィーガンなのは別にいいけど、こっちに押し付けないで~。と思います。

 

私はゴリゴリのルッキズムで、自分も見た目で値踏みされてきた経験から整形したり自分には何が似合うのか等いままで考えてきましたキョロキョロ

清潔感ないブスより清潔感あるブスのほうがいいし、清潔感のあるブスよりも可愛い子のほうが好き。

でも、見た目と中身が比例するとは思っていない。見た目がかわいくても性格めちゃくちゃ悪い人もゴロゴロいる。

そんな当たり前なことはわかっているし、見た目がいいだけで相手の評価を高くすることはないし、相手に「もっとここをこうすれば可愛くなるよ?」なんて馬鹿な指摘もしない。

反ルッキズムの人の考えも、それはそれで別にいいんじゃん?と思います。

ようするに、人の思想はどうでもいいというか、「へ~そうなんだね。私はこう思います。」としか思いません。

 

フェミニズム?とかは、性差によってできるできないことがあるのは仕方がないことだし、本当の意味で平等にしたらお互いの不得意分野までやらないといけないことになる。

毎日家事仕事してても、やっぱり男性女性得意不得意分野あるよな~って感じること多いです。

同じ結果、同じ成果なのに男性のほうが評価されて女性のほうが評価されないとかだったら、そりゃ不当だろと思いますが。

あれもこれもすべてを平等に!は無理だろと思ってしまいます。

 

あとは多様性多様性言いすぎて、女装した人(自称心は女性、肉体的には男性)が女子トイレ入ってきたり銭湯に入ってきたり、そんな世の中になってきている方が恐怖というか真顔

本当に心が女性なら、そういった状況(女子トイレに男性が入ってくる・女子風呂に男性が入ってくる)が女性にとっていかに怖いことなのかわかると思うんですけどね~。

 

私の思想の話になってしまいましたが、人それぞれ思想があると思うので、円の思想?作者の思想?を読んで、疑問に思う人もいそうだな~って内容ではありました本

まあ私は上述の通り「へ~そうなんだ~」でスルーしてたので、そのあたりあまり引っ掛かりませんでした笑

 

 

ブレッドクリームケーキ(表紙の写真のケーキ)、食べたいな~ショートケーキ

この作品には出てきませんが、ずーっと食べたいのはスコーンとクロテッドクリーム。

米沢穂信さんの倫敦スコーンの謎読んでからずっと食べたいな~と思って食べられていない泣くうさぎ

そろそろ通販とかで購入して食べたいな~。。。つわり終わってから。。。