8冊目:さよなら願いごと | 【読書感想文Blog】ネタバレ注意⚠

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さよなら願いごと

大崎梢

2022/03/10

 

 

 

 

★ひとことまとめ★

殺人事件の真犯人を子どもたちが突き止める サーチ

 

 

 

 

↓以下ネタバレ含みます↓

作品読みたい方は見ないほうがいいかも

 

 

 

【Amazon内容紹介】

三人の少女をつないだのは、町であったという殺人事件。置き去りにされた謎を追いかける彼女たちに、危険が迫る。

夏休み。悪意が自分に向けられるとは、想像もしていなかった──。鮮やかに紡がれた、著者史上、最高濃度の長編ミステリ!

 

 

【感想】

年度末だからか、いつもの倍くらい忙しいです驚き

移動中もおちおち読書などしていられず、メール返信したり見積り作ったりとバタバタです…ネガティブハートブレイク

精神的にもだいぶ切羽詰まっていて、本を読むのが好きなはずなのに、何となく楽しめない気持ちにもなってしまったり泣くうさぎ泣くうさぎ

来週にはワクチン3回目もありますしちょっと不安です汗

(2回目は熱がでて、10日間くらい脇の下が腫れていたので、3回目はどうだろう。。。)

 

とまあ、そんな状況の中でもちょっとずつ読んでいた本です。

先月に引き続き、大崎さん本

こちらの作品は、4つのお話で構成されていて、どのお話も30年前に起きた少女殺人事件に関わるお話です。



1話目の「願いごとツユクサ」では、農家の生まれの主人公・琴美は、繁忙期に祖父の農園を手伝いに来た男性・佐野に好意を抱く。

小学校の友人たちとの謎解きに佐野を巻き込み友好的な関係を築くが、実は佐野には琴美も知らない不穏な一面があり…というお話。


2話目の「おまじないコスモス」は 、中学生の祥子とその片思いの相手拓人が主人公。

拓人から呼び出され舞い上がる祥子だったが、そこで話されたのは拓人の父と祥子の母が密会していたという内容だった。

拓人のためにも祥子は母に事実確認をするが、母が話し始めたのは、30年前に親友が絞殺されたという話だった…。



3話目「占いクレマチス」、4話目「花をつなぐ」は、高校で新聞部に所属する沙也加が主人公。

学園祭での展示物のために情報収集を行ううちに1〜2話目に出てきた登場人物たちと出会い、当初のテーマからは想定もできなかった、30年前の少女絞殺事件にたどり着く。

犯人は逮捕されすでに亡くなっているが、真犯人は別にいたのではないか。

関係者たちからの証言を集めるうちに、真犯人が明らかになっていく…。




私が読んで感じた印象ですが…

Amazonのレビューの方と同じ意見になってしまうのですが、

登場人物が多すぎて分かりづらいなと感じました驚き


特に「願いごとツユクサ」は終盤いきなりの展開な上に、最終話の「花をつなぐ」まで真相が全く明らかにならないので話がブツ切りになった感じがして、ちょっと読みづらかったです汗



少女絞殺事件をめぐるお話なのはわかるのですが、にしては回りくどいというか…

こんなにたくさんの登場人物が必要なのだろうかというくらい、様々な人名が出てきて、

1つ1つのお話、1人1人に感情移入できないまま話が終わった印象です。

また、どの登場人物も作品内での振る舞いを見ていると、設定年齢よりもだいぶ上なのでは?と感じました。



結局、政治が関係したもみ消しですが、

ありがちというか警察が無能というか…

なんというか、とっても失礼ですが読み終わったあとどの感情にもならなかったというか、

「そうですか〜…(パタン)」みたいな…驚き



文章はとても読みやすいのですが、話が読みづらかったところが残念でした泣くうさぎ泣くうさぎ