悪い言葉集
良い言葉会編
ゴンザレス三上・チチ松村・貞奴
2020/06/26
★ひとことまとめ★
悪い(印象の)言葉のボキャブラリーが増えます
↓以下ネタバレ含みます↓
作品読みたい方は見ないほうがいいかも
【Amazon内容紹介】
破れかぶれ、生恥さらす、その場しのぎ、やり逃げ…日本にはこんな悪い言葉があるのです。ゴンザレス三上、チチ松村、貞奴の3人が結成した「良い言葉会」が拾い集めた「悪い言葉」300語余。
Xiaomiさんは一応お客様でもあるので、価格も安いし買ってみました
スマートウォッチ自体が初めてだったので、他のスマートウォッチとの比較はできませんが、個人的にとてもおすすめです
電池持ちがとてもよくて、30分に1回心拍数測る設定にしたり、割とずっとスマホとBluetooth接続したりしていても、10日くらいは電池持ちます。もっと節電すれば、メーカーが公表しているように20日持つと思います。
サード―パーティー製の交換バンドや充電器(デフォルトの充電器はいちいちバンドから外す必要があって、それがめんどくさい)もあるので、シリコンのバンドではなくステンレスバンドに変えたりもできます
あと、画面のデザインを変えられるアプリケーションもあるので、スポンジボブとかマリオとかポケモンとかにも変えられます(ただEnglish verなので日付が月日逆になりますが)
本体自体は防水なので、シャワーくらいならつけていても大丈夫でした。(流石にお風呂につけたりはしてません)
睡眠時間、眠りの深さ、浅さも測ってくれるのでべんりべんりです~
Xiaomiさんはお客様ではありますが、別に私にインセンティブが入ってくるわけでもないので、気になった人は使ってみることをおすすめします
雑談が長くなりましたが、今回の本について。
私は本を定期的に読んでいるので、本を読まない人に比べたら語彙力はあるとは思っていますが…、とっさに出てくる言葉って「すごい」とか「おいしい」とか、簡単な言葉になりがちで><
いい大人なので、もう少し大人な言い回しをしたいな~と思い、語彙力を増やすために読んでみました。
結論から言うと、自分が思っていた内容とはちょっと違っていて、悪い(印象、イメージの)言葉に対して、ゴンチチのお二人と貞奴さんが個人的感想を書いているというものでした。
言葉自体は知ってはいたけれど、語源は知らないので改めて調べた言葉とか、そんな言葉あったんだ~というような言葉を書いていきたいと思います
あくだいかん【悪代官】時代劇の悪役。悪徳商人と結託し、悪事を裏で糸を引いている
→悪役と言われて思い浮かぶ越後屋は、江戸時代に初めて現金商売をしたのが越後屋。(今の三越の前進)
そこから利害によってすぐ態度を変える人を「現金な奴」というようになった。
あこぎ【あこぎ】和歌にある三重県阿漕ヶ浦の地名から、ずうずうしく儲けを狙うこと
→かつて阿漕浦は禁漁区だったが、そこである漁師が何度も密漁をして捕まったことが語源のようです。
あばずれ【あばずれ】世間ずれしたずうずうしい女
→阿婆擦れと書きますが、阿婆は中国では年配の女性をさすことからという由来や、暴れ者、あばけ者(軽率な人)という由来など諸説あり?私の中のイメージでは、尻軽女?破廉恥?の言葉に近かった記憶だったので、ちょっと認識が違ったかなと><
いぬざむらい【犬侍】武士道をはずれた卑怯な侍をののしる言葉
→言葉の説明よりも、犬がネコ目(食肉目)イヌ科ということに驚いた。ネコとは書いてあるけれど、食肉類の動物はネコ目になるみたい。そういう意味で言うと、食肉類にはヒグマとかも入るという…驚き
うちべんけい【内弁慶】仲間内では強がっているが、外では意気地のない人。
→由来についてはいろいろ調べてみたけれど、内=家の中など 弁慶=武蔵坊弁慶、強い人の象徴 ということみたい。
うわまえをはねる【上前をはねる】他人の利益の一部を自分のものにする
→上前というのは上米のことで、年貢米を通すために課していた通過税のことみたいです。手数料ってことですね。
ちなみに類義語のピンハネは、ポルトガル語の「pinta」からきているようで、pintaはサイコロの目などの1を意味する言葉で、それが転じてピンになり、一部、一割などの意味になったみたい。
かまびすしい【喧しい】騒がしい
→聞いたことも見たこともない言葉でした!姦しい(かしましい=やかましい、騒々しい)に近いのかな?
日常生活で、急に「喧しいなあ~」って言っても、ほとんどの人がわからなそう
くもすけ【雲助】江戸時代、宿場などで駕籠を担いだ住所不定の人足
→まず人足(にんそく)とは、重いもの等をかごを使って運搬したりしていた職業のことを言うみたいです。
江戸時代人足が不足になったことがあり、江戸幕府が出どころの知れた浮浪者に限り人足にすることを許可しました。これらの人の中には窃盗などを行う人もいて、そういう人たちを揶揄する意味で使われた言葉のようです。現代では悪質な運転をするタクシー運転手にも使用されているよう。「雲」の由来自体ははっきりしないようですが、雲のように一定の場所にとどまらないからと言われているようです。(Wikipediaより・・・信憑性は不明)
けつをまくる【けつをまくる】追い詰められて、逆に豪気な態度に出る。居直る
→聞いたことはありましたが、どんな意味かは知りませんでした。着物の裾をまくって座りこむという意味みたいです。役人などに追い詰められて、裾をまくってどっかり座り込む感じですかね?
なかなか日常では使わない気がします。
・ごますり【胡麻擦り】私利のために、他人にへつらうこと
→由来を知らなかったのですが、ごまをすり鉢でするとあちこちにべたべたくっつくので、媚びへつらう人のことをそう表現するようになったみたいです。Googleで由来を検索すると違う由来が書かれたブログ?があったのですが、そちらの内容はほかで検索しても出てこなかったので
、たぶんべたべたくっつくが由来なんだと思います
あと、ゴマつながりだと「ごまかす」もあって、こちらは胡麻胴乱というお菓子が由来みたいです。小麦粉、ゴマ、お砂糖を混ぜた生地を焼いたお菓子で、焼くと中が空洞になるようです。見た目は立派なお菓子なんだけれど、食べてみると空洞=見かけはいいけれど中身がない、という意味になったそうな。ほかにも由来があるようですが!(参考サイト)
ごりおし【ごり押し】無理にでも自分の計画を押し通そうとすること
→ゴリというハゼの一種の魚を捕る漁に由来しているみたいです。川底の小石などにくっついて生活しているようなので、小石ごと網ですくっちゃうみたいで、そこから転じて強引に押し通すという意味になったんだとか。ほかにも諸説あるみたいですが。
じゃのみちはへび【蛇の道は蛇】同類のものがすることはよくわかる
→日常生活でおそらく一度も使ったことがありません
同業の人や専門家同士はお互いの考え・行動をよくわかっているという意味みたいですね。蛇(じゃ)は蛇(へび)よりも大きいヘビのことを指し、小さいヘビでも、大きいヘビが通る道は知っているという由来や、ヘビの通る道はほかのヘビもわかるというような由来があるようです。
しらをきる【しらを切る】知らないふりをする
→本では「しら」=白い布、汚れているのに白い布と偽った、が語源と書かれていましたが、ネットでは「しら」=「知らぬ」の略、「白々しい」の「しら」、などとも書かれていました。切るは、目立つような口ぶりや態度という意味だそうです。
たいこもち【太鼓持ち】(幇間。酒宴の席で座をにぎわす業のもの)媚びへつらう人をあざけって言う
→遊郭で、遊女たちの座敷を盛り上げるために太鼓持=幇間という職業があったようです。おしゃべりや酒の相手をするのがお仕事みたいです。ただ、実際太鼓を持って登場するわけではなくて、太鼓=太閤や、太鼓演奏師匠の弟子が師匠の太鼓を持つ、などが太鼓を持っていないのに太鼓持ちという語源らしいです。
ちょこざいな【ちょこざいな】小利口で生意気な人をののしる言葉
→「ちょこ」はちょこちょこのような、目立たない小さな動作のことを指し、「ざい」は漢字で書くと才、才能のことを指すそうです。少しの才能=小利口の意味になったようです。本にはお猪口からきていると書かれていましたが、Wikiでは関係ないと書かれていました…。。。
ただ、お猪口の「猪口」自体も小さいという意味なので、そういう意味ではお猪口からきているにもなるのか…?
ちなみに、お猪口の「猪口」は当て字でイノシシとはなんの関係もないそう。
ないまぜ【ない混ぜ】(歌舞伎脚本用語で複数の脚本を混ぜて新しく筋を作ることから)いろいろなものを混ぜ合わせて一つにすること
→ごちゃまぜみたいな意味かと思っていました
なしのつぶて【梨の礫】便りを出しても返事が来ないこと
→梨は無しとかけていて、礫は小石を意味するようで、投げた小石は返って来ないということみたいです。
にんぴにん【人非人】人の道にはずれた行いをする人間
→これは読みを知りませんでした!!!
はなぐすり【鼻薬】ちょっとした賄賂
→鼻薬というのは、子供が鼻を鳴らして泣いたときに、なだめるためにあげるお菓子のことを言ったようで、それが転じて相手の気を引いて手なずけるための賄賂という意味になったそうな…
知っている言葉が多かったですが、改めて由来について調べてみると、そういう(言葉の)始まりなんだな~と驚くことが多く勉強になりました