大人の言葉えらびが使える順でかんたんに身につく本
吉田 裕子
2019/10/09
★ひとことまとめ★
普段使う言葉をアップグレードできます。
↓以下ネタバレ含みます↓
作品読みたい方は見ないほうがいいかも
【Amazon内容紹介】
10万部突破のベストセラー『大人の語彙力が使える順できちんと身につく本』待望の続編が登場!
語彙力は、表現力に直結します。
そこで本書では、一つひとつの表現について、「同じような意味の言葉にどんな違いがあるのか」「使うときの文脈やイメージはどんなものか」を、具体的に解説します。
情景を豊かに表現したい。
感動を的確に表す言葉を知りたい。
自分の考えを正しく伝えたい。
そんな思いが少しでもよぎったら、本書を読んでみてください。
332点の豊富なイラストと解説で、
「こんなとき、なんて言うんだっけ…」を一気に解決します。
【感想】
台風すごかった…!!
停電も冠水もない地域ですが、風の音雨の音がすごかった…
本当は昨日会社を有休使って休んで、ディスニーシー行く予定だったけれど、雨で延期…、今日も知り合いの方の田んぼに稲刈りに行く予定がキャンセル…、明日も家族と出かける予定でしたがちょっとそれも無理そう…。
台風で結婚式キャンセルしたり、旅行がキャンセルになっちゃったり、天災ばかりはどうにもならないけれど、楽しみにしてた人たちからすると悲しいよね~
命が一番大事ですけどね…
この本を読んだきっかけは、私もいい大人なので、普段使う言葉をもっとアップグレードさせたいなと思って
お客様とお話するときも「すごいですね~!」とかよく使っちゃうんだけど、もっと具体的に表現できる言葉を覚えたいな~と思いまして。
日常で自分が使っていきたいな~とか、初めて知った言葉を書き留めていきます。
・爆笑 (P20)
大勢の人が大声で笑うこと。一人で笑うというよりは、その場の人たちがみんなで笑うイメージ。
・矜持(きょうじ) (P25)
自分の能力・技術を優れたものとして誇ること。対語に「自負」「自尊心」「プライド」。
・思いを致す (P27)
時間的・空間的に離れたものに考えを巡らすこと。「致す」は「到る」の他動詞版。思いを到らせる、届かせると言う意味。
・忸怩(じくじ) (P31)
自分の不甲斐なさに深く恥じ入る様子。
・号泣 (P34)
大声を上げて泣くこと。深い悲しみに耐えきれず、声を上げて泣くこと。
・懊悩(おうのう) (P36)
悩み苦しむ様子。心の底で悩み、もだえること。他人にペラペラしゃべることのできないような、深い悩みのこと。
・出色(しゅっしょく) (P53)
抜群であること。とくに目立っていること。他と比較してこちらのほうがましである、というレベルではなく、一群の中でぱっと目に飛び込んでくるほどの、鮮やかで優れた出来のこと。
・鷹揚(おうよう) (P59)
小言を気にしない、ゆったりと大らかで上品な様子。鷹が悠然と空を舞う様子から。
・盤石(ばんじゃく) (P69)
つけ入るスキのない、強固で安定した様子。「岩盤」「地盤」からもうかがわれるように、平たく大きな岩のこと。そして、その岩のように堅固で揺るがない様子。
・お墨つきをもらう (P73)
権威あるものから認められること。武家社会では、大臣が臣下に与えた文書に「花押(墨で書くサイン)」を付した。それが、上位者の保証という意味に広がった。
・可塑性(かそせい)が高い (P75)
考え方などが、まだ変わる余地があるさま。
・黎明(れいめい) (P83)
新たな文化や領域がはじまり、まだ形にならない頃。夜明け、明け方を意味する言葉。まだ日が出ていないことから、ある分野がまだしっかり形になっていない時期のことを「黎明期」と言う。
・可及的速やかに (P85)
できるだけはやく。「可及的」は、力の及ぶ限り、という意味。抱えている事情もあり、すぐにはできないかもしれないが、できる範囲で最速で、ということ。
・鼎談(ていだん) (P101)
三者が話し合うこと。鼎は古代中国の三本足の金属鍋。そこから三者が向き合う状況を指す言葉になった。二人なら「対談」、四人以上なら「座談」。
・はかばかしい (P107)
物事が計画通り進んでいること。動詞の「はかどる」と同じ語源の言葉。はかどっている様子。「はかばかしくない」という、打ち消しの形で使いうことが多い。
・安手(やすで) (P115)
値段が安い分、品質もよくないもの。「安かろう悪かろう」とも言われる。
・白昼夢 (P125)
非現実的な空想、妄想。目が冷めた状態で、空想が現実味を帯びて感じられる様子。また、非現実的な空想にふけって放心状態になること。
・なおざり (P135)
不誠実な態度で、ろくにやろうとしないこと。「おざなり」が、やるだけやるのに対し、本気でやろうとさえしないのが「なおざり(等閑)」。類語に「ないがしろ」がある。
・味噌をつける (P147)
失敗で名誉を失うこと。昔、味噌はやけどの特効薬だと信じられていた。火傷という「失敗」に味噌をつけたことから、今では「失敗」という意味になった。
・及第点 (P157)
素晴らしいとは言わないが、期待の基準には達した。古代中国語で「第」は試験という意味で、「落第」の対義語が、「及第」。試験に合格する点数が「及第点」。
・私淑(ししゅく)する (P171)
著書などを通じ、間接的に学ぶこと。直接習うのではなく、相手に知られること無く、本などで密かに学ぶこと。
・推参(すいさん) (P179)
自分が相手の元に行くことをへりくだって言う語。手紙などあらたまった機会に使える言い方。
・竹馬(ちくば)の友 (P188)
幼い頃からの友達。たけうまとは別の玩具。中国で遊ばれた、一本の丈を馬に見立てる玩具がちくば。
・畏友(いゆう) (P189)
尊敬すべき友人。恐れ多く感じるほど尊敬している、優れた友人のこと。
・弊 (P192)
会社などにつける語。「弊害」「疲弊」からもわかるように、「弊」は、害、ボロボロの様子を表すネガティブな字。
【英語では別の語源のカタカナ語】
・ドッグイヤー (P78)
①dog year
犬の1年は人間の7年に当たると言われており、IT業界の技術が進歩するスピードを、犬の成長の速さになぞらえた言葉。
②dog ear
しおりの代わり、あるいは重要点の目印として、本のページのすみを折り曲げること。
【混同しやすい四字熟語】
・七転八倒(しちてんばっとう) (P126)
尋常ではない苦痛により、転げ回って苦しむ様子を表現している。「七転び八起き」と間違えて使っている人がいる。
【勘違いされがちな慣用句】
・役不足 (P160)
与えられる役が軽いという意味。役が(人の器に対し)不足しているのであり、役に(実力が)不足しているのではない。
【使ってしまいがちな言葉を言いかえる】
・すごい (P196)
秀逸:他のものと比較したときに、抜きん出て優れていること。
・とりあえず (P201)
さしあたり:いまそのことに直面している様子を表す言葉。
・イケメン (P206)
伊達男:江戸時代に生まれた言葉。人目を引く、しゃれた身なりの男性のこと。単なるオシャレさんというよりは、男の意地を重んじた格好いい男性のことを言った。
普段なんとなく使っている言葉、例えば「爆笑」って言葉の、本来の意味を知らなかったな~と
激しく笑うみたいな意味だと思っていたけれど、もともとは大勢でって意味だったんだね
時とともに言葉の意味も変わってくるけれど(例えば「全然」はもともとは否定に付く言葉だったけれど、最近は否定以外で使うことも浸透してきていたりするように)、もともとの意味も知っておくと年長者の方と話すときも失礼がないと言うか、恥かかなくていいかなと思う。
いや今どきはこういう意味でも使うんですよwって言う人もいるけれど、やっぱりそれなりに言葉の歴史というか、そういうものを知ることも大事だと思うんだな~私は。
個人的になおざりとおざなりがややこしい