63冊目:婚活中毒 | 【読書感想文Blog】ネタバレ注意⚠

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読んだ本の感想とたまーに日常( ᐛ )

婚活中毒

秋吉理香子

2019/09/29

 

★ひとことまとめ★

ただ幸せを掴みたかっただけなのに…

 

 

↓以下ネタバレ含みます↓

作品読みたい方は見ないほうがいいかも

 

 

 

【Amazon内容紹介】

運命の出会いはいのちがけだ――

この人となら―と思ったその時、
あなたはもう騙されている!

人生はどんでん返しの連続
『暗黒女子』著者が贈る
サプライズ満載の〈婚活〉ミステリー

「理想の男」………崖っぷち女が紹介された運命の相手は連続殺人犯?
「婚活マニュアル」…街コンで出会った美女の暴走に戸惑うマニュアル男は…
「リケジョの婚活」…本命男を絶対に落とす〈婚活ツール〉の中身とは?
「代理婚活」……息子の見合いで相手の母親に恋心を抱いた父親は…

幸せになりたいすべての男女必読!
婚活にはミステリーがいっぱい!
婚活中の方も、そうでない方もお楽しみいただけます。
――秋吉理香子

 

 

【感想】

まさに私?って感じのタイトルで思わずww

平安寿子さんでも似たような婚活の本あったな~ハッピーエンドだといいな~なんて思って読み始めてしまったので、すっかり秋吉さんの作品ということを忘れて読んでいて…あせる

物語の雲行きが怪しくなりかけてきたあたりで、「あれ…??…そうだ!!作者、秋吉さんじゃん!!そりゃ幸せになれるわけないわ…ガーン」って思い出した笑

 

 

・理想の男

3年付き合い続けた彼氏に一方的に振られた、アラフォーの沙織。出会いもなく、結婚前提の付き合いが今後できるのかと悩んでいると、母親から近所にできた結婚相談所”FATE(フェイト)”を紹介される。

感じのいい中年女性が社長をしており、紹介された男性・杉下圭司もイケメンでかなり好条件な男性だったので、沙織は杉下とデートをすることになる。

杉下といい感じになるにつれ、沙織は「なぜこんな好条件の男性が独身なのか?」と疑問を抱くようになり、彼の留守の間に彼の部屋を探し、元恋人について調べ始める。

調べていくうちに、彼が紹介され付き合っていた女性たちは、みな杉下と交際中に死亡していることを知ってしまう…。まさか…彼が…?

 

なんでこんないい人が独身なの?って気持ちはわかるけれど、本人の不在時に家探しって沙織もだいぶやばいよなあ…気持ちはわかるんだよ…気持ちは…。

いや~読んでいるうちにおそらく犯人は…ってわかっちゃったけど、やだね~!!!幸せになりたいだけだったのにね…。ただ結婚がしたいだけだったのに殺されるとか辛すぎる…。

そんで、”FATE”って運命って意味もあるけれど、破滅とか死って意味もあるからね…あまりいい名前ではないよね…まあ、名前通りって感じになるのですがえーん

 

 

・婚活マニュアル

独身の友人が脳溢血で倒れるもだれにも気づかれずに孤独死したことをきっかけに、婚活をしようと思い立った圭介。

書店で婚活マニュアルを購入し、まずは初心者にもおすすめな「BBQコンパ」に参加することを決める。

自分が通されたテーブルには、会場内で断トツに可愛い看護師の愛奈と、愛奈の同僚でお世辞にも可愛いとは言えないぽっちゃりな靖子の2人の女性が座り、圭介はマニュアルの内容を気にしつつ、愛奈とカップリングするために努力をする。

努力が実り、愛奈と無事カップリングし、愛奈とデートを重ねていく圭介。

高級レストランでの食事、高額なプレゼントを要求され次第に金銭的に逼迫していくが、もう二度と付き合えないような美貌の愛奈を手放すことができない。

そんなとき、愛奈から職場のクリスマスパーティーのプランと支払いを要求され、プランを練るために久しぶりに靖子と会い、打ち合わせをすることになる。靖子の優しさや、料理の上手さなどを知るうちに、結婚するなら本当は靖子のような女性がいいのではないかと思い始める圭介…。

 

これはいいね!THEしたたかな女って感じで好きですお願い

婚活は戦略だよ…。

 

そんで、最後の4~5行目がそれなすぎる…

「婚活で勝てる人は最初からマニュアルなんて必要ないもん(P95)」

ですよね…ショボーン。。。

 

 

・リケジョの婚活

人気婚活番組「ミッション縁結び」の次回開催予告を見ているときに、次回参加の男性リーダー・典彦に人生で初めて一目ぼれをしたリケジョの恵美。

なんとしても彼とカップルになるために、過去放送分のカップル成功率の高かった女性の行動や会話パターンを分析しデータ化、典彦のプロフィールをもとに好かれそうな会話と行動をリスト化、典彦の映像を3Dモデル化した簡易シミュレーター「バーチャル典彦」との会話の特訓を行う恵美。

しかし、同じく参加者でホテルでも同室の麻耶から「婚活はデータや分析通りには行くわけない」と忠告される。

 

大人気の典彦には自分以外にも12人のライバル女性がおり、恵美は本人から好かれるだけではなく、彼の両親や甥にも好かれるために、自分で制作したミニロボットもプレゼントし、家族からも好印象を持たれる。

しかし、最終的に典彦が選んだのは恵美含め13人のどの女性でもなく、まったく別の女性だった…。

 

なんかさっぱりとした終わり方だと思ったけれど…そうだよねwwさっぱりと終わるわけがないよねww

ロボットあげたときにちょっとおや?と思ったけれどねキョロキョロ

 

 

・代理婚活

35歳独身の息子・孝一の結婚相手を探すために、両親である郁子と益男は子供の代わりに親が婚活を行う「代理婚活」に参加をした。そこで縁があった24歳ピアノ教師・葉子、そして両親の久恵・順二と後日顔合わせをすることになった。

久恵と連絡を取るうちに、益男は自分の中の恋心に気づく。葉子との関係を進める気のない孝一の気持ちを隠しつつ、久恵と会うためになんとか言い訳をしつつ会いに行く益男。

しかし、郁子に「結婚する気がないのに、結婚をちらつかせたり、過剰に期待させることを言っていると『荒らし』として通報される」と言われ、益男は正直に白状しようとするが…

 

これはさっぱりした終わり方だった~お願いキラキラ

何年も寄り添った相手だからこそわかりあえる部分もきっとあるよね~目新しさはなくてもさ。結果的にほっこりするお話でしたハート

 

 

秋吉さん読みやすくて好きです~OK