服を買うなら、捨てなさい
地曳いく子
2019/07/07
★ひとことまとめ★
自分の似合うスタイルを確立させたいと思いました!
↓以下ネタバレ含みます↓
作品読みたい方は見ないほうがいいかも
【内容紹介】
「服はたくさんあるのに、毎朝着る服がない! 」
「服は少ないほうがいいと言われても、そうもいかない」……と思っていませんか?
本当におしゃれな人(パリジェンヌだってそう! )は、「着まわし」や、「バリエーション」を重視しません。
いつも同じような服を着ているし、バッグは毎日同じもの。靴はせいぜい2足……
1シーズンのワードローブは、ラック1本で充分足りています。
本書で紹介するのは、そんな「少ない服で素敵にみせる」強いワードローブの作り方です。
キャリア30年超のスタイリスト地曳いく子(旧姓・渡辺いく子)が、
今すぐ捨てるべき服と、残すべき服を、分かりやすく指南します。
本当におしゃれな人だけが知っている、ファッションの新常識。
おしゃれになりたければ、今すぐ本書を読みなさい!
【目次】
第1章 おしゃれな人ほど、少ない服で生きている
第2章 無駄服を増やす、さまざまな罠
第3章 いらない服とすっきりお別れする方法
第4章 理想的なワードローブ大検証!
第5章 買い物に出かける前に
第6章 買っていい服、ダメな服
第7章 おしゃれは「トレンド」から「スタイル」へ
第8章 これからも、ずっと素敵でいるために
【感想】
前から気になっていたのですが、なかなか読めていなかったので、読むことに
ミニマリストだったり、断捨離している人がすごく絶賛している本なので、期待大だったのですが期待通り、というか期待以上
私が心に刻んだ部分を書いていきます、備忘録!
長すぎるので分けます!
・いくら雑誌が「1ヵ月コーディネート」を提案しても、好きなコーディネートなら週2回は繰り返し着てしまっていいのです。そのほうが、いちばん大好きな格好でいられる日が増えるし、いちばん素敵な自分でいられる日も増えるでしょう?(P4)
・バリエーションの呪いとは、「女子は、毎日違う格好をしなければいけない」という、恐ろしく、根深く、理不尽な思い込みのことです。(P19)
・セレブやブロガーが服をたくさん持っているのは、彼女たちがおしゃれを職業にしている「プロ」だからです。(中略)「いいね!」だって、せっせと投稿してたくさん貯めたところで、ポイントと交換できるわけでもないでしょう?
セレブの情報や雑誌の提案。それははっきりいって「幻想」です。おとぎ話です。現実のものではありません。(P19-20)
・安いからと適当に買ったり、とんでもなく古いものを取っておいたり……。「それでも、同じものを繰り返し着るよりはいいわ」「服はないよりあるほうがマシ」なんて思っていますか?
ところが、こういう「つい混ぜてしまうイマイチな服」こそ、おしゃれ度を大きく下げている犯人なのです。(P22)
・いつもおしゃれにキメている人が、たまたまちょっとダサいものを着て来たとしましょう。(中略)すると他人には、「いつもおしゃれ」という印象より、「なーんだ、意外とダサいのね」という印象のほうが100倍くらい強く焼き付いてしまうのです。
たった一度でも、です。(P23)
・要するに、「おしゃれな人」とは「ダサいものを着ない人ものを着ない人」のことです。おしゃれテクを研究するより、もはや似合わなくなったダサい服を手持ちから排除するだけで、誰でもおしゃれの底上げができます。(P26)
・おしゃれ度を下げているよけいな服を減らせば、自分の好きなものがはっきり見えてくるし、大好きで素敵な服ばかりが目に入ってくるので、毎朝クローゼットの前で「何を着ればいいの?」と悩む時間も減らせます。さらに「イマイチコーデの日」も減って、毎日素敵な人でいられるのです。(P27)
・着ないものは捨てる。勇気さえあれば、誰だってできます!(P30)
・着こなしのバリエーションを広げるために、それほど気に入っていない服や安いだけの服を何枚も買って増やしてきた人。これからはそのお金を、本当に気に入った上質な服1枚に充てましょう。(P32)
・私たちは、ついいろいろ理由をつけて服を買おうとしますが、おしゃれな人になるために最も大切なことは、どうでもいい服の徹底排除です。(P32)
・今後服を買うときは、新しいアイテムに手を出してバリエーションを広げようとする前に、まず定番ものをアップデートすることを心がけることです。
違うものを「買い足す」のではなく、すでに持っている定番ものを「買い替える」という意識で、買い物をするのです。(P34-35)
・「ないと困る」「持っていなければいけない」という恐怖心や義務感をものを増やしているままでは、何が起きても即座に動くことはできません。(P38)
・おしゃれとは、決して「毎日違う服を着る」ということではありません。(中略)だから、どんなに流行っていようと、どんなにきれいだろうと、どんなにお得だろうと、じぶんに 似合わないものはよけいなもの。(P40)
・一生ファッションを楽しんでいくためにも、「何でも着こなせるのがおしゃれ」なんていう思い込みは、今すぐここで捨ててしまってください。
無理な服には手を出さず、自分の得意分野だけで勝負すればいいのです。(P46)
・「○○しか似合わない」というけれど、似合うものがあるだけで上等。素敵に着られる得意分野があるのは、ファッションにおける大きな成功です。(P46-47)
・余談ですが、ここだけの話、何でも素敵に着こなしているように見えるモデルでさえ、雑誌の写真では補正をかけています。(P47)
・似合わないと思うものには、無理に手を出さず、どんどんスルーしてください。(P52)
・まだ若さが残っていて、大人になりきれていないだけに、ついずるずると大学生と同じような格好をし続けてしまいがちではありませんか?(P55)
・まず、朝の身支度のとき、「今日はこれを着よう」と一度着たものの「やっぱり……」と、鏡の前で脱いだ服。それはクローゼットに戻さず、そのまま処分してください。(P60)
・服の処分の原則は、とにかく「自分にマイナスポイントを与えるものを家に置かない」ということです。(P69)
・今後、靴だけは「迷ったら高いほうを買う」くらいの意識で選んでください。そのかわり、数はたいして必要ありません。(P78)
・「履きやすい靴」と「履き心地のいい靴」は違うのです。紐やバックルなどを締めて履く靴は、履くときは面倒ですが、一度履いてしまえば足にぴったりフィットして、一日中快適に過ごせます。(中略)いい靴は「スルッ」ではなく「ピタッ」なのです。(P81)
・ワードローブに偏りがあるのは失敗ではなく、むしろ成功です。それは、その人の「スタイル」ができているということだからです。(中略)スタイルとは、究極のワンパターンのことです。おしゃれな人は、みんなスタイルを持っています。
おしゃれになるということは、自分のワンパターンを見つけることなのです。(P86-87)
・これからは、買う数を減らすことを意識してください。5枚を3枚に、3枚を1枚に。そうして減らした分だけ、ひとつひとつのクオリティと満足度を上げましょう。
「なんだかちょっと…」と思ったら、買わなくていい。心から満足できない服がいくらあっても、結局十分に使えません。すると、また次の服を探したくなり、それだけムダが増えていく…。
(中略)大切なのは「同じ買うなら、素敵な買い物をしましょう」ということ。目的は節約ではなく、より素敵で価値あるものを買いましょう、ということです。(P95)
・まずはクローゼットの中を見て、この1週間くらいで着そうな組み合わせをいろいろ作ってみましょう。そのとき、使わず脇によけてしまった微妙な服は、その場で処分。
そして、処分したものの代わりに何を投入するかを考え、それをメモしてから出かけましょう。(P98)
・今すぐ必要な服、明日にでも着て行きたいと思う服なら買ってOK。明日ではないなら、せめて1週間以内に着る服を買ってください。でも、それ以上先、1カ月に着ようなどというのはダメです。(P100)
・自分にとってのコストパフォーマンスのよさとは、「それを買ったら何回くらい着られるか」ということ。「何年」ではなく「何回」です。(中略)ちゃんと着て、活用できるのは何回か。その回数で値段を割ってみましょう。(P103)
・「いつか」はほぼ来ないし、「何にでも合いそうな服」は何にも合わない服です。(P105)
・そうやって安いものに手を出すときというのは、本当にそれが欲しいというよりは、ストレスを発散させているだけだったりするものです。ということは、買った時点ですでに「ストレス解消」という役割は済んでいるので、そのあとはゴミになるだけ。(P108)
続きます◎