48冊目:甘い記憶 | 【読書感想文Blog】ネタバレ注意⚠

【読書感想文Blog】ネタバレ注意⚠

読んだ本の感想とたまーに日常( ᐛ )

甘い記憶

井上荒野・江國香織・川上弘美・

小手鞠るい・野中柊・吉川トリコ

2018/07/21

 
 
 

 

★ひとことまとめ★

甘いチョコが食べたくなる気分

 

 

↓以下ネタバレ含みます↓

作品読みたい方は見ないほうがいいかも

 

 

 

 

【Amazon内容紹介】

誰にだって、大人になるために忘れなければならなかったことがある。それでもなお、成長した心の奥底にひっそり残る記憶の欠片。それはふとした瞬間に浮かび上がり、胸の中のやわらかい場所に触れて、とうに大人になったはずの自分を困らせるのだ──。女性作家陣が描く、時を経て初めて味わうことができる感情。かつての不完全な思い出が、今の自分を完璧にする、甘美な6篇の物語。

 

 

【感想】

あんまり重い話が読みたくなかったので、アンソロジーを。

森永のカレ・ド・ショコラのキャンペーンでプレゼントされた本の単行本化みたいです。

なので、どのお話もチョコレートが出てくる!

 

 

・ボサノバ(井上荒野)

若さだな~ 年上の人妻に魅力を感じる年頃って感じ。 本気ではないけれど、憧れと欲望の発散的な? ありがち。このお話は甘いってよりは、ほろ苦さって感じだな~。

 

 

おそ夏のゆうぐれ(江國香織)

いいな~ ここまで好きになれる恋愛。でも怖いって気持ちもわかる。平穏な生活がなくなる感じ、自分の大切なものが色褪せる感じもよくわかる。彼がいないとそれだけで世界がつまらなく思える感じ。不思議~。甘やかでおそろしい。まさに恋愛ってそのとおりだと思う。

 

 

・金と銀(川上弘美)

身近な人との恋愛もいいよな~ 親戚とか。こういうシチュエーションになってみたいと思いながら読んだ。

 

 

・湖の聖人(小手鞠るい)

小手鞠さんはやっぱり別れのお話とか、ちょっとさみしいお話が合っているよね。でも、別れを乗り越えて、時間は経ってしまったけれど、また…っていう希望のお話ですっきりした読後感。

 

 

・二度目の満月(野中柊)

バーでしか合わない相手と、恋を始めようか、どうしようかの感じ、私も体験してみたいな~。相手のこともっと知りたい、でも今の距離感とか関係性もいいな、みたいな。

 

 

・寄生妹(吉川トリコ)

このお話が一番よかったかも!妹との関係。バカでアホな妹だけど、愛しい感じ。甘い記憶とかからだと、恋愛の方を想像しがちだけれど、家族愛みたいな感じもいいな。ほっこりする。

 

 

読んでみて思ったけれど、これ昔読んだような…?