23冊目:本当にコワい?食べものの正体② | 【読書感想文Blog】ネタバレ注意⚠

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本当にコワい?食べものの正体

中川 基

2018/03/30読了


 

 

 

★ひとことまとめ★

読んだ後から食べ物選びの目線がちょっと変わるかも。

 

↓以下ネタバレ含みます↓

作品読みたい方は見ないほうがいいかも

 

 
 
【Amazon内容紹介】
食品添加物を食べるとがんになる 無添加を食べていれば安心!  それって本当にそうなの?

食べもの安全・安心に対する関心が高まるにつれ、食品添加物は悪、ニセモノ食品を食べるなんておぞましい、というイメージが広まってきました。しかし、そうした意見をよくよく読んでみると、ただ「危険だ! 」と感情的に煽る一方で、なぜかという理由にまでは踏み込んで説明していなかったりします。本書では、皆さんが気になっているアノ食べもの、そして食品添加物について、科学的な見地からズバッと解説しています。読後には、これから何を食べるべきなのかがわかります!
 
【感想】
分けました。
 
クッキー・ビスケット
→小麦粉を焼き固めたお菓子は全部「ビスケット」。ビスケットは小麦粉類を焼いて固めたお菓子の総称。クッキーもクラッカーも乾パンもJASの規格においてはビスケットと呼ぶことになっている。ただ、社団法人全国ビスケット協会という組織があり、ここにほぼすべての焼き菓子メーカーは加入しており、何をクッキーと呼び、何をクラッカーと呼ぶのかJASよりも細かい取り決めをしている。
 
チョコレート
→厳格な規格がある。
・チョコレート
→チョコレート生地のみorチョコレート生地が60%以上のもの
・チョコレート菓子
→チョコレート生地が60%未満のもの
・準チョコレート
→準チョコレート生地のみor準チョコレート生地が60%以上のもの。大雑把に言えば、カカオや乳脂肪とは関係のない、まったく別の油脂によってチョコレートを薄めて、固めたもの。チョコレートっぽいなにか。
・準チョコレート菓子
→準チョコレート生地が60%未満のもの。
 
ポテトチップス
→筒入りポテチは、メーカーによっては42%しかジャガイモが含まれていないものもある。精製デンプン(コーンスターチ)が大量に使用されていたり、ショートニングが混ぜ込まれているので、普通のポテチよりもカロリーが若干高い。なおかつ含まれる油は飽和脂肪酸の割合が多いため、体内での代謝がゆっくり=太りやすい。
 
 
フライドポテト
→ファーストフードのポテトも冷凍食品コーナーのポテトもほぼ同じ製法で作られている。違いは揚げ油。コーン油とショートニングの半々でつくる。ショートニングはマーガリンの味なしver.炭水化物と合わさるとサクッとした食感を出すことができる。
 
 
バンズ
→安易な美味しさを演出するために不必要なまでの砂糖や油脂が含まれていて、均一に膨らませるために精製デンプンが使われている。カロリーはバーガーの50%以上を占める。
 
 
シェイク
→サラダ油とガムシロップ半分、残りは水。
 
 
トクホ飲料
→難消化性デキストリン(食物繊維)。摂取することで腸内で食べ物と混ざり、血糖値の急激な上昇を防いだり、便通を改善する。が、ドリンクでその効果を得るには、最低1週間毎日2-3本飲まないといけない。糖分入りのドリンクであればトクホ以前に糖分とりすぎになる。気になる場合は難消化性デキストリンを買って、味噌汁などに溶かして摂取したほうがいい。
 
 
牛乳
→コーヒー牛乳という名称は2003年に規約改訂により消えた。コーヒー乳飲料になった。
・牛乳
→生乳100%、無脂乳固形分は8%以上、乳脂肪分が3%以上
・加工乳
→低脂肪乳 乳脂肪分をカット
→濃厚タイプ 脂肪分2-3%プラス カロリーもその分プラス。
少しでも加工すると加工乳。低脂肪乳のほうが加工賃がかかるはずなのに牛乳より安いのは、取り除かれた脂肪分がより価値の高いチーズ、バターなどの商品に変わるから。
 
 
アイスクリーム
ラクトアイス、氷菓は乳由来の成分でないミルク成分で薄められている=植物油(パーム油)。カップ入りラクトアイスを1個食べると一日に必要な脂質の約6割に匹敵する。
・アイスクリーム
→乳固形分15%以上、うち乳脂肪分8%以上
・アイスミルク
→乳固形分10%以上、うち乳脂肪分3%以上
・ラクトアイス
→乳固形分3%以上
・氷菓
→乳固形分3%未満
 
 
ふかひれ
→サメのひれ。価格は安いアオザメのものでも仕入れ値で1枚1000円程度する。インスタントのスープなどにはいっているふかひれはフェイク。ゼラチンとアルギニンを使って作っている。見極め方は、フェイクふかひれは繊維が異様に太く、太さも均一でない。本物はそもそも軟骨なので骨がある。レントゲンも撮れる。本物は透明ではない。
 
 
バター・マーガリン・ファットスプレッド
バター
→乳脂肪を固めたもの。動物性100%。
マーガリン
→植物性油脂を化学変化させたもの
ファットスプレッド
→マーガリンorバターを細かな水滴で膨らませたもの、油分は50~70%程度
 
 
甘味料
→大きく分けて2種類、糖アルコールと人工甘味料。
・糖アルコール
→昔ながらの糖の一部を改造して、カロリーを抑えたもの。多くは人間が代謝しにくいため、カロリーが低い。キシリトール(若干代謝されるのでカロリーはある。虫歯抑制効果あり。水に溶ける際吸熱反応が起こるので、ひんやりとした食感。)、エリスリトール(人間はエネルギーとして使うことができないためノンカロリー。)など。
・人工甘味料
→食品添加物として人間が甘いと感じるよう、科学的な分子構造を作り出したもの。サッカリン(ものすごく甘い上に金属的な後味でまずい、漬物類の甘味付につかわれる。腐る原因の糖がほとんどなく、人間も最近も吸収できないため。)、アスパムテーム(カロリーゼロ、妊婦や乳幼児やフェニルケトン尿症の人は摂取しないほうがよい)、アセスルファムK(味も砂糖に近く、強力な甘味をもつ、ゼロカロリーの清涼飲料水はほぼこれ)、スクラロース(さらに強力な甘味、砂糖に近い味。もっとも新参者)
 
 
酸味料
・クエン酸
→疲労回復効果に根拠はない。それくらい無害。
・アスコルビン酸
→ビタミンC サプリより遥かに得。
 
 
保存料と防腐剤
→保存料だって防腐剤だってコストがかかる、企業だってなるべく使いたくないが、安心安全のために入れている。
保存料の種類
・安息香酸
→にがしょっぱい酸、静菌作用が非常に強い。最近はパラベンに取って代わられている。
・ソルビン酸
→ナナカマドの果実が腐敗に強いことから見つかった成分。人間には有害作用が出る臓器がないため、500gを一気に食べるなど無理なことをしなければ無毒。
・パラベン
→安息香酸の効果を油物にも使うために開発された物。徹底された安全試験を経たものしか認可されていない。
・ツヤプリシンエゴノキ抽出物
→天然由来成分。樹木から抽出された液。いい香りがするので香りを活かした抗菌剤としてつかわれている。
・白子タンパク抽出物
→白子に含まれる抗菌成分。練り物などに使われている。
・ポリリジン
→放線菌の一種につくらせ、抽出したもの
 
 
自分の気になるところだけ大雑把にまとめました。
長かった。。。