12星座の恋物語
角田光代・鏡リュウジ
2018/01/04読了
【感想】
この本を手に取ったキッカケは、
過去に読んだ角田光代の「くまちゃん」が良くて、また角田光代を読んでみたいと思ったのと、鏡リュウジの星座の本も持っていたので、この2人のコラボだとどんなお話なんだろうと思ったため。
12星座それぞれの男の子のお話と、女の子のお話 計24話と、鏡リュウジのそれぞれの星座へのコメントが書いてある。
まずは自分の星座から読み始めたけれど、そうそう、そうなの!まさに私もこうなの!って思うお話だった。それぞれの星座の特徴を元にした主人公だから、自分と親近感が沸いた。
自分の星座だけじゃなく、自分の彼の星座とか、自分の友だちの星座も読んだけれど、一概に「そうそう!」とは思わなかった。本人たちが読めば、私と同じように「そうそう!」となったのだろうか?
毎日の占いなどはあまり信じないし、あくまでアドバイス的にとらえているけれど、星座占いは当たっているんだよなあといつも思う。
というか、性格がまるっきりそうなんだよね。自分の性格が占いに当てはまっているのか、はたまた小さいころから占いを見てたから自分の性格がそうなんだ!と思い込み、実際そうなっていったのかはわからないけれど…。
話を戻すと、
一つの作品が大体8Pくらいなので読みやすい。
短いけれど、その短い中でも主人公それぞれの星座らしい性格や、言動などがぎゅっと凝縮されている。
話自体も、わりとすっきりとした終わり方なので読みやすい。
ただ、牡羊座の「まっすぐちゃん」と、射手座の「わくわくちゃん」は、なんか終わり方が嫌だなあというか、こういう友達は苦手だなあと感じた。