こんにちは
みさこです。
みなさま
いかがお過ごしですか。
読んでいる本の影響で
「文通」というものをしてみたい
という気持ちが
フツフツしております。
今日は、
そんな文通のお相手として
思い浮かんだ
＂Tさん＂のことを書こうと思います。
＊ ＊ ＊
関東から四国に移り
古民家を借りて畑をしたり、
鶏を飼ったりしながら
暮らしているTさんとは
わたしが有機農業を実地で学ぶため
１年間、高知県で暮らしたときに
知り合いました。
一度ならず家に遊びにうかがって
手料理をいただいたり
薪のお風呂に入れてもらったり
一緒に火鉢にあたったりした
温かい記憶があります。
わたしが高知を離れたあとも
何度か手紙のやりとりは
続いていたのですが
イラストや
お手製の版画などがほどこされた
すてきな年賀状のお返事が
この２年ほどは届いていません。
文通の相手として
Tさんを思い浮かべたとたん
そのことが放っておけないほど
気になりはじめました。
お元気なんだろうか？
もしかして引っ越したかな？
しばらく
ごにょごにょ考えていたものの
こらえきれず
10年以上も前に知り合った当時、
ガラケーだったTさんに
ショートメールを送ってみました。
短くしようとしても
気恥ずかしく
「というわけで、
生存確認メールでした！」
という最後の一文で
長文の重みを紛らわしました。
送ってしまうと
スッキリするもので
さっさと別の用事をしていると
いきなり
Tさんから電話.....！
え？
電話？！
Tさんは、
相変わらずのTさんでした。
２年ほど前にインターネットを解禁し
うっかり、動画を見続けてしまうこともある日々だ
とは言うものの
（確かに、それは大きな変化です。
電話越しに伝わってくるのは
やっぱりわたしが知っている
Tさんのたたずまいでした。
お元気で
変わらずあの家にいて
忙しくされている様子。
ああ、再び
この方との糸が繋がったんだなぁ
そんな感覚があって
嬉しくなりました。
わたしは
文通がしたくなって
真っ先にTさんが浮かんだこと、
ふたたび、
自然に近いところへの移住を
考えていることなどを話し
彼女は
「そうなんだ！光栄です。」
とたいそう喜んでくれました。
（あぁ、うれしい。
文通候補に承諾えたり、です。
互いにしばらく
近況を話しあったあと
じゃあ、またね。
と電話を切るときは
自然と手を振っていました。
スマホを置いて
しばらくの間
温かくなった
ハートやまわりの空気を感じていました。
じんわり広がっていく喜びを
そのまま静かに
味わっていたかったのです。
彼女と会話している途中、
泣きそうになった自分を
感じたのですが
それがどのタイミングだったかは
思い出せません。
ただ
彼女が庭の草刈りをしながら
わたしやわたし以外の
たくさんの繋がりある人たちを思い浮かべては
語りかけているという話を聞いたとき
その光景がありありと目に浮かんで
いとおしいような気持ちになり
胸が熱くなったのかもしれません。
ずっと会っていないけれど
話がしたいなぁ
そんなふうに
思い浮かんだ誰かに
ちょっと勇気を出して
連絡をしてみるということは
互いを大いに喜ばせたり
温め合ったりすることになるんだなぁ
とあらためて感じました。
それは
目には見えていないとしても
たくさんの繋がりのなかで
暮らしていること
耳には聞こえていないとしても
たくさんのエールや温かい言葉を
実は、受けとって
生きていることを
わたしに思い出させてくれたり
気づかせてくれるものだと
思いました。
顔を上げて
一歩一歩
日々の暮らしを
歩いて行こう
そう思わせてくれる
嬉しい出来事でした。
追伸：
そんなわけで
肝心の文通は、まだこれからです。
無事に始まったら
また書きます。
＊ ＊ ＊
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