あれから20年 | 子宮摘出したSLE患者  Ms.Meの日常

子宮摘出したSLE患者  Ms.Meの日常

 
なんとか暮らせてはいるけど、
病気を持っているからこそ気づくこと、多分、病気を持っていない人も気づくであろうこと等々…
ネコの話も交えつつ書いていきたいと思います

11歳の時に顔面紅斑が起こり、近くの皮膚科にかかりました。
そして血液検査の結果、大学病院の小児科を紹介されてSLEと仮診断されました。

 

以後、検査のみ(無治療)で過ごして来ましたが、2000年夏、とうとう見逃せない症状が出ました。

 

攻撃された血小板の数値が5000となり、
26歳を目前にして緊急入院。
誕生日プレゼントはパルス療法という笑えない展開となりまして…。

 

そのパルスから今年で丸20年。

 

成人式のような節目を感じますが、
当時、担当医師から言われた
「SLEは寛解と増悪を繰り返す病気」という言葉に「難病に罹患した(治りはしない)」という現実を、念を押して突き付けられたように感じたことを覚えています。
そして「この後の人生は入退院を繰り返すだろう」と漠然と思っていました。

 

しかし。

 

この20年間、
SLEで再入院することはありませんでした。

ステロイドの方も子宮摘出手術の時を除いて、一度も増量せずに済んでいます。

 

私のSLEの眠りが深いのか、あるいは、医師が提案する減薬のタイミングに時には逆らい、超スローペースで減薬してきたのが良かったのか…今まで再増悪に至らなかった要因は全く分かりません。

 

ステロイド(プレドニン)。
今年9月半ば頃、
5.5mgから5mgに減量する予定です。

 

2000年…45mg

2020年…5mg

寝た子を起こさぬよう、この減量に私は20年かけました。

 

ステロイドの長期服用が体に与える影響は本当に厄介のようで、今後のことを考えると不安になります。
ですがブログを始めたことで、私よりももっともっと長期服用している方々のブログを読む機会があり、「不安」だけではない考え方もできるようになりました。
ありがたいです。


ステロイド治療歴20年の夏。
…暑過ぎる。