腐朽対策/結露対策を考える① | エムズアソシエイツ施主様ブログ

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岐阜の工務店エムズアソシエイツで建てる家づくり。
H様ブログです。

こんばんはプリンです。

本年もよろしくお願いいたします。

 

 

2024年早々、

能登半島地震や羽田空港の事故など、

大変痛ましい出来事がありました。

 

被災されました方々に心よりお見舞い申し上げます。

 

まだ復興という言葉を口にするのも憚られますが、

1日も早く日常が戻ることを切に願っています。

 

 

さて、前回は「工務店未来会議」という

ちょっと話が逸れたブログになってしまいましたが、

今回は「耐久性」に関する項目として、

「耐震性」につづいて

「腐朽対策/結露対策」について書きたいと思います。

 

家づくりにあたっては、

家が建ちつづけること=家に住みつづけられること

というのがまず一番大事!

と考えたわけですが、

「木造」住宅については、

「腐朽対策」=構造材が腐って弱くならないことがとても大切!

ということでアレコレ調べました。

素人なりに調べたことを、私たちの備忘録として綴ってみます。

 

「腐朽対策/結露対策」については

かなり長くなってしまうので、

次の4回に分けて書いていきたいと思います。

 

 ①腐朽って何?/結露って何?

 ②冬型結露対策

 ③冬型結露対策+α

 ④夏型結露対策

 

というわけで今回は、

結露対策全4回のうちの第1回、

 

 ①腐朽って何?/結露って何?

 ②冬型結露対策

 ③冬型結露対策+α

 ④夏型結露対策

 

です。

 

 

「腐朽」って何?

 

私たちの場合、そもそも「腐朽」って何?

というところから学んでいったわけですが、

ざっくりまとめると以下のようなことが起こるようです。

 

 1.目に見えない壁の中で内部結露が起こる

 2.構造材が濡れる

 3.木材腐朽菌が繁殖する/白蟻がやってくる

 4.構造材が腐る/蟻害にあう

 

いやもう滅茶苦茶怖いですよね。

 

上記のようなことが起こってしまったら、

新築時に耐震等級3を確保しても何の意味もないので、

「耐震性」を確保したら、

これを損なわないように「腐朽対策」をしっかりする!

ということが重要になると理解しました。

 

そのため、「腐朽対策」として次の2点を調べました。

 

 ・原因となる結露はどうやって起こるのか?

 ・結露の対策ってどうすればよいのか?

 

 

結露はどうやって起こるのか?

 

「結露」が起こる仕組みは、

ざっくりいえば次のようなものになります。

 

 1.温度が高いと空気は多くの水蒸気を持つことができる。

 2.温度が下がると空気の持てる水蒸気が少なくなる。

 3.その結果、空気が持てなくなった分が水になる(結露する)。

 

夏、キンキンに冷えたビアグラスのまわりに

水滴がつく絵が思い浮かびます。

 

そんな結露ですが、

住宅で問題とされる結露には、

「冬型結露」

「夏型結露(逆転結露)」

の2種類があるということで、

それぞれの仕組みについて調べました。

 

冬型結露の仕組み

「冬型結露」が起こる仕組みは、

以下の図のように、

室内の高温の空気が壁体内に入り込み、

室外へと移動していく中で

冷やされて水蒸気を持ちきれなくなり、

水滴となる(結露する)、ということのようです。

(以下の図では、一般的な充填断熱の壁内構造を想定しています)

 

●冬型結露

 

夏型結露(逆転結露)の仕組み

一方で「夏型結露」の仕組みはというと、

夏型結露は逆転結露とも言われており、

室外の高温の空気が壁体内に入り込む、

または壁体内で木材などから水蒸気が放出される、

などの原因で壁体内に生じた湿度の高い空気が、

エアコンなどによって冷やされた気密シートの室外側で

冷やされて水蒸気を持ちきれなくなり、

水滴となる(結露する)、ということのようです。

 

●夏型結露

 

2種類の結露については、

以下のエムズアソシエイツ(エムズさん)の

スタッフブログも参考になります。

▷「冬型結露について

▷「壁内結露と逆転結露について

 

キリのよいところなので今回は以上となります。

 

次回からは、

「結露の対策ってどうすればよいのか?」

という話を書きたいと思います。