エムズアソシエイツ施主様ブログ

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岐阜の工務店エムズアソシエイツで建てる家づくり。
H様ブログです。

 こんばんはプリンです。

 

 お久しぶりです。

 

 気がつけばもう夏から秋に向かう季節。

 

 台風と秋雨前線の影響(?)なのか、気温は下がったけど、湿度が高くてなんだかとてもジメジメする、そんな日が続いています。

 

 今回は、そんな低気温高湿度な状況だとやっぱり除湿は難しいという話です。

 

 

気温が高い日の除湿は比較的容易

 

 以前にもブログで書きましたが、気温の高い夏には、エアコンの設定を「25~27℃・風量自動」にしておけば、第3種換気の家であっても湿度は家中50%代になるので、体感としても特に不快さは感じません。

 

 

外気温34.9℃55%(絶対湿度21.66g/㎥・19.49g/kg)

LDK25.9℃56%(絶対湿度13.57g/㎥・11.71g/kg)

 

 

気温が低い日の除湿は難しい

 

 しかし9月に入り、気温が低くて湿度が高い日が続くと、やっぱり除湿って難しいなと感じました。

 

DAY1

 そんな9月のある日の朝。夜間はエアコンをオフにしているのですが、朝起きてみると、室内の湿度があまり見ないような値になっていました。

(ランドリールームで洗濯物を干していたこともマイナス要因だったのかもしれませんが・・・)

 

 

外気温24.9℃94%(絶対湿度21.53g/㎥・18.73g/kg)

LDK26.4℃65%(絶対湿度16.19g/㎥・14.05g/kg)

 

 気温がかなり低い予報だったので、朝エアコンをつけるときに、設定は夏の「26.0℃・風量自動」から「26.0℃・風量最弱」に変更しました。

 

 そして、4時間後。

 

 

外気温25.5℃94%(絶対湿度22.27g/㎥・19.43g/kg)

LDK25.4℃65%(絶対湿度15.31g/㎥・13.23g/kg)

 

 ほとんど除湿が進んでおらず、エアコンがちゃんと動いていないことが容易に想像できました。

 

 外気温が25.5℃なので、エアコンの温度設定26.0℃でエアコンがちゃんと動きつづけるわけがないのですが・・・。

 

「ものは試しに」なんて思ってみたのが浅はかでした。

 

DAY2

 さらに翌日。

 

 朝起きてみると、前日と似た状況・・・というよりも、前日にも増して湿度が高い状況となっていました。

(この日も、ランドリールームで洗濯物を干していたこともマイナス要因だったのかもしれませんが・・・)

 

 

外気温26.0℃98%(絶対湿度23.88g/㎥・20.92g/kg)

LDK26.8℃69%(絶対湿度17.58g/㎥・15.30g/kg)

 

 そこで、この日はエアコンをつける際、弱冷房除湿を意識して、エアコンの設定温度を前日の「26.0℃・風量最弱」から「24.0℃・風量最弱」に変更しました。

 

 そして、4時間後。

 

 

外気温26.6℃89%(絶対湿度22.42g/㎥・19.64g/kg)

LDK24.5℃61%(絶対湿度13.66g/㎥・11.74g/kg)

 

 前日に比べれば、随分と除湿が進んでいたので、ある程度エアコンがちゃんと働いていたようです。

 

 そして、さらに4時間後。

 

 

外気温22.5℃92%(絶対湿度18.39g/㎥・15.79g/kg)

LDK23.5℃58%(絶対湿度12.27g/㎥・10.49g/kg)

 

 さらに湿度は下がっていましたが、ちょっと室温が下がり過ぎていました。やっぱり室温は25.0℃以上あるほうが快適な気がします。

 

 このように、除湿をするために室温が下がってしまうところが、弱冷房除湿の悩ましいところだと思います。

 

 私たちとしては、許容範囲であれば、低気温高湿度の日も、弱冷房除湿で過ごすことが多いのですが。

 

DAY3

 さらに翌日。

 

 前日までに比べて、湿度はそこまで高くはありませんでしたが、前々日・前日より外気温が低いこともあり、この日は弱冷房除湿ではなく再熱除湿でいってみることにしました。

 

 

外気温23.0℃93%(絶対湿度19.13g/㎥・16.47g/kg)

LDK25.5℃63%(絶対湿度14.93g/㎥・12.89g/kg)

 

 そして、4時間後。

 

 

外気温24.9℃86%(絶対湿度19.70g/㎥・17.09g/kg)

LDK25.3℃60%(絶対湿度14.06g/㎥・12.12g/kg)

 

 そして、さらに4時間後。

 

 

外気温27.3℃77%(絶対湿度20.17g/㎥・17.65g/kg)

LDK24.9℃57%(絶対湿度13.06g/㎥・11.22g/kg)

 

 再熱除湿だと、室温が下がり過ぎずに除湿できるため、低気温高湿度の日には弱冷房除湿に比べて快適であるように感じました。

 

 私たちの家は第3種換気なので、夏は25〜27℃・60%以下という目安はあるものの、数字にこだわって毎日絶対に60%以下にしなければならないというわけでもないので、例えば25.4℃65%みたいな時間帯があっても、「まあいいか」と思って過ごしています。

(それはエアコンを間欠運転している、ということも理由の一つにはあるのですが)

 

 ただ、「まあいいか」とは思いつつも、家中の温湿度を見える状態にして生活することで、なんとなく温湿度をコントロールしようという意識が日常的なものになっているので、特に今年の9月前半のような季節の変わり目なんかには、天気予報を見て、​今日のエアコン設定は「夏モード」なのか、「弱冷房除湿」なのか、「再熱除湿」なのか、などと考えるようになっていることは悪くはないのかな、と思ったりします。

 

 

余談①:全熱交換型換気と除湿

 

 今回、あらためて低気温高湿度の状況での除湿について考えていて、ふと疑問に思ったことがあります。

 

 全熱交換型の換気システム(例えば、MAHBEXさんの「澄家」など)では、顕熱だけでなく潜熱も交換するので、湿度コントロールの面でメリットがあるように思います。

 

 一方で、全熱交換型の換気システムは、第3種換気に比べて、顕熱の交換によって冷房負荷が相対的に低くなるため、夏前後の気温が低い日には、ただでさえ低い冷房負荷がより一層低くなってしまい、エアコンによる弱冷房除湿がうまく機能しないなんてことになったりはしないのだろうか? ということをふと疑問に感じました。

 

 実際はどうなのでしょう?

 

 

余談②:低気温時の除湿の工夫

 

 前述したように、低気温高湿度の状況では、冷房負荷が低いためにうまくエアコンが動かないことが、除湿がうまくいかない原因となります。

 

 ということは、外気の潜熱は室内に入れず、顕熱だけを室内に取り込めれば、外気由来の室内の湿度の上昇を抑えつつ冷房負荷を上げることができ、エアコンが止まることなく除湿を続けられる可能性が高くなる、といえます。

 

 では、どうやって顕熱だけを室内に取り込むのかと考えると、第3種換気の給気口からは、外気の顕熱・潜熱どちらもそのまま入ってきてしまうので、潜熱を室内に入れず顕熱だけを室内に入れることができるのは「窓」ということになります。

 

 そのため、エアコン近くに、顕熱を取り込みやすい「窓」を設けると、低気温高湿度時の除湿についてはうまくエアコンを機能させて除湿できる可能性が高くなる、のかもしれません。

 

 もちろん、夏の日射遮蔽、冬の日射取得を前提とした「窓」である必要性はあるわけですが。

 

 顕熱や潜熱のコントロールについては、エアコン・加湿器・除湿機などといった設備以外に、外部の顕熱と潜熱をどう遮るのか/取り込むのかといったところも工夫できる要素となり、温度と湿度のコントロールって色々と可能性があって面白いなと思います。

 

 私たちの家は、メインのエアコン近くに、一応、顕熱の取得を意識した「窓」を設置しているのですが、夏はハニカムスクリーンを下げっぱなしにしてしまっているので、低気温高湿度時の「窓」からの顕熱の取得も試してみないと、と今回の除湿の話を考えていて思い出しました。

 

 

おわりに

 

 こうして家の温度や湿度のコントロールについてアレコレと考えることができるのも、大前提として、エムズアソシエイツ(エムズさん)に建てていただいた家に、温度と湿度のコントロールを試みるための十分な気密・断熱の性能があるからなので、エムズハウスのそんなところがとても頼もしく思います。

 

 最後に。今回の話とはあまり関係ありませんが、最近よく聴いていて、夏から秋にかけての低気温高湿度な日なんかには、わりと合うのではないだろうか、という動画を貼って終わりたいと思います。

 

出典:Lavos「Aphex Twin - Melancholy Music for Stress Relief/Sleep」YouTube

https://www.youtube.com/watch?v=ImqUbcHLGIo

 

 Aphex Twinは久々に聴きましたが、改めて聴いてみると、いくつかの曲の音の気持ちよさはBoards of Canadaの曲でも感じることのある気持ちよさだなーと思いつつ、航空機の窓の外の映像とともに流れる音楽は、お酒を飲みながらずっと聴いていられる(見ていられる)動画です。

 

 中盤くらいで流れる「avril 14th」は、四半世紀前(!)の2001年にリリースされた名盤『drukQs』に収録されている曲ですが、本当にとても久しぶりに聴いて、やっぱり良い曲だな、と思いました。

(懐かしくなって、思わずCDを引っ張り出してきて確認してしまいました)

 

 今回は以上になります。