7月21日、「桜山公園まつり」の「科学の屋台村」レポート⑥は、
飾磨工業高等学校さんの「走るCDホバーを作ろう!」です。
材料は、CD、穴の開いたペットボトルの蓋、風船。
膨らませて伸ばした風船を、CDに取り付けてあるペットボトルのキャップにかぶせます。
これで完成。
風船を膨らませて手を離すと、風船から出る空気が本体を持ち上げ、
軽く触れただけで滑るように移動します。
↑はキッズアース播磨町校で以前に作ったもの。
ホバークラフトは、海の上を浮上させることで、安定した高速移動が可能なため、
私が小さい頃は、本などでも紹介される「夢の乗り物」でしたが、今ではほとんど目に出来ません。
というのも、
・海が荒れると運休せざるを得ない
・浮かすことに加え、推進力を得るためにエネルギーが必要
・大きな音が出る
といった問題があり、日本では、2003年を最後に、民間の定期航路はなくなってしまったからです。
世界でも、民間航路ではほとんど使われなくなっていますが、
イギリスのワイト島に向かう航路では、まだ現役で使われているそうです。
https://www.visitisleofwight.co.uk/travel/isle-of-wight-hovercraft
現役のうちに、乗れる機会があれば良いですね。
なお、軍用では、様々な使われ方をしているそうなので、
もしかすると、自衛隊さんの展示などで目にする機会があるかもしれませんね。
不要CDさえあれば簡単に出来るこの工作、
浮上用とは別に、推進用の風船と吹き出し口なんてつけても面白いと思いますよ。
自分なりの工夫を加えて、夏休みの工作にいかがでしょうか。