【桜山公園まつり2019】科学の屋台村⑦ 走るCDホバーを作ろう! | 共明塾 × キッズアース播磨町校

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1970年から兵庫県加古郡・加古川地域て信頼と実績を積み重ねてきた共明塾。
2007年からは東大卒講師を迎え、2017年からはキッズアースと提携し、小学生向けの科学実験教室を始めました。
共明塾はこれからも学ぶ楽しさを発信していきます。

7月21日、「桜山公園まつり」の「科学の屋台村」レポート⑥は、

飾磨工業高等学校さんの「走るCDホバーを作ろう!」です。

 

材料は、CD、穴の開いたペットボトルの蓋、風船。

 

 

膨らませて伸ばした風船を、CDに取り付けてあるペットボトルのキャップにかぶせます。

これで完成。

 

風船を膨らませて手を離すと、風船から出る空気が本体を持ち上げ、

軽く触れただけで滑るように移動します。

 

↑はキッズアース播磨町校で以前に作ったもの。

 


 

ホバークラフトは、海の上を浮上させることで、安定した高速移動が可能なため、

私が小さい頃は、本などでも紹介される「夢の乗り物」でしたが、今ではほとんど目に出来ません。

 

というのも、

・海が荒れると運休せざるを得ない

・浮かすことに加え、推進力を得るためにエネルギーが必要

・大きな音が出る

といった問題があり、日本では、2003年を最後に、民間の定期航路はなくなってしまったからです。

 

世界でも、民間航路ではほとんど使われなくなっていますが、

イギリスのワイト島に向かう航路では、まだ現役で使われているそうです。

https://www.visitisleofwight.co.uk/travel/isle-of-wight-hovercraft

 

現役のうちに、乗れる機会があれば良いですね。

 

なお、軍用では、様々な使われ方をしているそうなので、

もしかすると、自衛隊さんの展示などで目にする機会があるかもしれませんね。

 


不要CDさえあれば簡単に出来るこの工作、

浮上用とは別に、推進用の風船と吹き出し口なんてつけても面白いと思いますよ。

 

自分なりの工夫を加えて、夏休みの工作にいかがでしょうか。