【生野銀山】銀鉱石を見てみよう! | 共明塾 × キッズアース播磨町校

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1970年から兵庫県加古郡・加古川地域て信頼と実績を積み重ねてきた共明塾。
2007年からは東大卒講師を迎え、2017年からはキッズアースと提携し、小学生向けの科学実験教室を始めました。
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「生野銀山」の記事の続きです。

 

銀は元素記号で「Ag」。

現在、世界で最も産出量の多い国はメキシコであり、二位は中国ですが、

かつては、日本も大産出国の一つでした。

 

銀山内で「鉱脈」が示されている箇所がありました。

確かに、言われてみれば縞模様になっているかも...。

 

そして、生野銀山に展示されていた銀鉱石がこちら

なのですが、正直、たとえこんな石を見つけても、

これに銀が含まれているとか分からないな、と(笑)

 

さて、この鉱石を銀にするのに使われたのが、「灰吹法(はいふきほう)」です。

「吹屋資料館」では、たくさんの人形たちがこの工程を再現してくれていました。

燃やして、燃やして、燃やす。

その際、どの用具を使い、何を加えて加熱することで、何に変化させるのか。

ここで行われているのは、まさに化学と科学の工程に他なりません。

 

 

「地学」も「化学式」も無い中で、先人の経験と知恵は、

銀鉱石を見つけ、それを銀へと精錬する方法を見つけていったのです。

 

そう考えると、本当にすごいものだと感心させられます。

 

既存の知識を学び、さらに実践・実験を通じて、改善を積み重ねる、

あるいは、全く別のアプローチから解決策を見つけていく。

まさに、「科学」そのものが、生野銀山にはありました。

 

 

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