【英語と算数】なぜ日本人は分数が苦手なのか? | 共明塾 × キッズアース播磨町校

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2007年からは東大卒講師を迎え、2017年からはキッズアースと提携し、小学生向けの科学実験教室を始めました。
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「分数」というのは、教えていても、混乱する生徒さんがいらっしゃるのが分かります。

 

しかし、実は「分数」という「概念」が難しいのではなく、

「表記」による混乱が原因なのではないか、という問題提起です。

 

例えば      2  は、「3分の2」と読みますが、
3

通常、日本語は、上から下に読むので、読み方から混乱してしまうのです。

(「2分の3」だったかな?と なってしまうわけですね。)

 

「3分の2」という言い方は、「日本語」としては、とても論理的な表現です。

「3つに分け、そのうちの2つ」という意味ですから。

 

しかし、書き方・読み方が通常の日本語と違うので、

「どっちがどっちだったかな」となり、

分数という概念自体の認識まで達していないので、

計算問題も苦手、となってしまいがちなのです。

 

一方、英語表現を見てみましょう。

上の読み方は、「two(2) thirds(3rds)」となります。

 

分数表記を、横書きだと2/3と書きますが、

この通りに読めば良いわけです。

最初に書いた表記法にせよ、

上から下に読んでいるので、何も違和感はありません。

 

前回の大きな数字の話と一緒で、

英語圏の人には何の違和感もない「表記」であり「概念」なんですよね。

でも、日本語だと混乱してしまうのです。

 

分数をやるのは小学校なので、

この話をすると難しくなってしまうし、

余計な混乱を招いてしまうので、

知識として知ってると良いですよ、なのですが、

英語圏の人は、分数を勉強するときに、

日本人ほど混乱はしないんだろうな、と思う次第なのです。

 

 

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