【英語と算数】なぜ日本語で大きな数字を読むのは難しいのか? | 共明塾 × キッズアース播磨町校

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2007年からは東大卒講師を迎え、2017年からはキッズアースと提携し、小学生向けの科学実験教室を始めました。
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この話は「知識」なので、知っているか知らないか、なのですが。

大きな数字には、3桁ごとに「,」を入れますが、これって読みにくくないですか?というお話です。

 

例えば

   12,649,374,872,910

とあった時、すぐに読めますでしょうか。

 

「いち、じゅう、ひゃく…」という数え方をしていると、

桁がさらに増えるにつれ、どんどん難しくなってしまいます。

 

読みにくい理由は「漢字の数字は4桁区切りなのに、3桁で区切ってあるから」です。

 

日本語で読む場合、上の数字の区切りをいったん外して、4桁で区切りを入れます。

   12、6493、7487、2910

で、「、」を下から「万」「億」「兆」…と振って読んでください。上から読むと、

   12兆6493億7487万2910

簡単に読めますね。

 

もし、数字表記が4桁ごとに「,」を打ってあれば、おそらく数字を読むのはもっと簡単です。

 

にもかかわらず、なぜ、3桁で区切ってあるのか。

英語で読めば分かります。

 

   12,649,374,872,910

「,」を下から「thousand」「million」「billion」「trillion」と振って読んでください。上から読むと、

   12trillion 649billion 374million 872thousand 910

となります。

 

この表記、英語圏の人には非常に感覚的に分かりやすい「,」の打ち方なんですよね。

でも漢字圏の表記方法とは違うので混乱してしまうのです。

 

大きい桁の数だと、いっそ英語でそのまま読んだ方が簡単じゃん、ということになります。

もちろん、「billion」「trillion」以上の数字を知っていることが必要にはなりますが(笑)

 

 

 

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