この話は「知識」なので、知っているか知らないか、なのですが。
大きな数字には、3桁ごとに「,」を入れますが、これって読みにくくないですか?というお話です。
例えば
12,649,374,872,910
とあった時、すぐに読めますでしょうか。
「いち、じゅう、ひゃく…」という数え方をしていると、
桁がさらに増えるにつれ、どんどん難しくなってしまいます。
読みにくい理由は「漢字の数字は4桁区切りなのに、3桁で区切ってあるから」です。
日本語で読む場合、上の数字の区切りをいったん外して、4桁で区切りを入れます。
12、6493、7487、2910
で、「、」を下から「万」「億」「兆」…と振って読んでください。上から読むと、
12兆6493億7487万2910
簡単に読めますね。
もし、数字表記が4桁ごとに「,」を打ってあれば、おそらく数字を読むのはもっと簡単です。
にもかかわらず、なぜ、3桁で区切ってあるのか。
英語で読めば分かります。
12,649,374,872,910
「,」を下から「thousand」「million」「billion」「trillion」と振って読んでください。上から読むと、
12trillion 649billion 374million 872thousand 910
となります。
この表記、英語圏の人には非常に感覚的に分かりやすい「,」の打ち方なんですよね。
でも漢字圏の表記方法とは違うので混乱してしまうのです。
大きい桁の数だと、いっそ英語でそのまま読んだ方が簡単じゃん、ということになります。
もちろん、「billion」「trillion」以上の数字を知っていることが必要にはなりますが(笑)
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