【大学入試】自己推薦入試について | 共明塾 × キッズアース播磨町校

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1970年から兵庫県加古郡・加古川地域て信頼と実績を積み重ねてきた共明塾。
2007年からは東大卒講師を迎え、2017年からはキッズアースと提携し、小学生向けの科学実験教室を始めました。
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順天堂大学医学部の入試問題では、ここ数年「写真(絵画)を見て、思う所を述べよ」という問題が出ています。

 

↑の帯に使われた2015年入試の写真がこちら↓(出典:www.aracne-rivista.it/

 
上記の本では、対策として、日頃から自分の考えを相手に伝える訓練が必要で、
その手法として「アクティブラーニング」が有効だ、という話になるのですが、
この問題は、他人に対して、自分の「感性」を言語化して伝える能力が問われていると言えます。
 
自分の感じたことを、しっかりと言葉にして伝えるのは難しいものです。
それがきちんと出来る、ということは、それだけ論理的な文章の組立が出来る、ということにつながります。

言い換えれば、大学側は、そういう能力をもった学生を求めている、ということになります。
 
実は、大学入試の過去問をしっかり見ると、
「その大学がどんな人材を求めているか」
「どんな能力のある学生に来てもらいたいか」
ということが見えてきます。

さて、では、「自己推薦」では何を述べれば良いのでしょうか?
 
まずは、その学校のサイトから、行きたい学部が何をしているのか確認し、
公表されているなら「求めている生徒像」を見てみましょう。
 
決して、学部の名前だけでイメージを膨らませないように(笑)
 
どんな生徒を求めているのか、何が学べるのか、イメージが出来たら、
そこで、その学部に「自己」を「推薦」するのです。
 
その学問について興味を持ったきっかけ、
その学問について自分がこれまでやってきたこと、得られた経験、実績…。
 
友達と話をした方が、いろいろ出てくるかもしれません。
両親や先生なら、別な視点から「これも経験だよ」と教えてくれるかもしれません。
 
嘘をつく必要も、盛る必要もありません。
最初は素直に書き出して、それをつなげて文章にしてみましょう。
 
文章を見直す場合のポイントは、それが「学部の求める人物像」にあっているかどうか、です。
 
もう一つのポイントは、出来る限り文章をシンプルにして、入れられる情報を増やすこと。
 
あれも書きたい、これも書きたい、では話が散らかってしまいますが、
話の筋を崩さなければ、「推薦」出来る要素が増えるわけです。

 

「入試対策」というと構えてしまいますが、自己推薦の場合、

自分のやってきたこと、

自分がその学部で何をしたいかというイメージ、

これらを、しっかり「言葉」で伝える、ということが大事です。

 

夏休みも終わって、入試の声もきこえはじめました。

一人でも多くの受験生の方が、それぞれの夢に向かっての一歩を踏み出されることを願います。

 

 

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