世界史・日本史の教科書には、歴史の流れに沿って、
網羅的にたくさんの事柄が書かれています。
本当の意味での「対策」は、試験をペースメーカーにして、
その「歴史の流れのひとまとめ」毎にしっかりと知識を整理することです。
私自身が高校生の頃は、まとめノートを作成していました。
このノートを作ること自体が、定期考査対策であると同時に、
最終的に、大学入試対策にもなりました。
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高校3年生になって、あるいは浪人生として、再勉強の際には、
「学んだ知識を別な視点からまとめなおす」というのが、
有効な勉強法になります。
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世界史で言うと各国史が代表的ですが、
共明塾で推奨しているのは「1世紀シート」です。
これは、1世紀ごとに自分年表を作ってしまう方法です。
世界史に関しては、石井桃子さんの
「
カ
リスマ東大生が教える やばい!世界史」
を参考にしてみてください。
白地図を買って(プリントアウトして)、この本を参考にしながら、
自分オリジナルの「やばい世界地図」を作ってみると、
「時代の流れ」が分かってきます。
おおまかな歴史の流れをしっかりとこれで把握して、
それから各国史をすると理解が一層深まります。
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日本史に関しては、共明塾では、こんなシートを作成しています。細かい年号から覚える方が向いている、という方もいらっしゃるでしょうが、
100年単位(近代に入ってからは50年単位)で、大きな事件をピックアップして
歴史の大きな流れをつかんでもらい、そこからの前後関係で歴史を整理していく方法です。
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東京大学の入試問題などでは、細かい年号よりも、歴史の大きな流れが問われます。
一方で難関私立大学などでは、細かい年号や人名などまで聞かれることがあります。
いずれにせよ、歴史の大きな流れを把握して、その前後関係を頭に入れておくことは、非常に大きな力になります。
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夏休みを前に、自分の知識の整理を兼ねて、歴史の大きな流れを自分なりにまとめてみてはいかがでしょうか。

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