Q.国語はどうすれば伸びますか?(5) | 共明塾 × キッズアース播磨町校

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1970年から兵庫県加古郡・加古川地域て信頼と実績を積み重ねてきた共明塾。
2007年からは東大卒講師を迎え、2017年からはキッズアースと提携し、小学生向けの科学実験教室を始めました。
共明塾はこれからも学ぶ楽しさを発信していきます。

これまで、「国語がどうすれば伸びるか」というテーマでお話してきたわけですが、
私に言わせると「国語がどうすれば伸びるか」なんて、どうでも良いのです。


国語の目的は、最初にお話したように「読解力」と「表現力」を獲得することです。
では、そんな能力、何のために獲得するのか?


日本語で書かれた文章を、しっかり正しく楽しむためです。


だって、語彙力なければ、文章読む時、ずっと辞書が必要になっちゃうでしょ。
だって、指示語が何指してるか分からなかったら、文章正しく分からないでしょ。
だって、作者の意図が分からなければ、本なんて読む意味ないでしょ。


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国語の授業というのは、皆さんを読書の入口(あるいは小説家や評論家の入口)
に連れてきてくれているのです。


その視点で高校の教科書を見ると、いろんなジャンルの、
たくさんの作家さんの作品が並んでいることに気付くはずです。


教科書に、ミステリーとかラノベとかのいわゆるエンターテインメント系の小説が
ラインナップにないのも、そんな作品は、紹介されなくても勝手に読むからだ、
と思えば不思議ではありません。


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まぁ、私自身、ショートショートはもちろん、ミステリーや時代小説、
初期ラノベなんかのエンターテインメント系から始まって、古典や新書、
話題の新刊なんかに流れて来ました。


苦労して「勉強」なんてせず、楽しく本を読んでいたのが、

今思えば、結果として「国語の勉強」になっていたわけです。



国語が出来る人は、「本を読んだら良い」って簡単に言いますし、
私もそう言ってしまいがちです。


ただ、単に読み流すのではなく、語彙の意味は何か、

指示語は何を指しているか、何を書いているのか、

しっかり意識して本を読んでください


少し背伸びして「難しめだけど興味がある」新書に手を伸ばすのがお勧めです。


勉強の気分転換に、国語力アップを。
国語の勉強なんて、楽しまないと損ですよ。





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