読解力には、次の要素がありますと説明しました。
・語彙力(単語・熟語・ことわざ・カタカナ語)
・指示語(代名詞)の指す意味
・作者の意図/登場人物の意図
今回は、「指示語(代名詞)の指す意味」をどうやって解くか、についてお話します。
指示語(代名詞)の問題は、小学校の頃から聞かれてきたと思います。
何故、「指示語(代名詞)の指す意味」が聞かれるか、というと、
文章の流れを把握できているかどうかを見るのに、
とても使いやすいからです。
逆に言えば、文章の流れをしっかり把握できていれば、
指示語(代名詞)が何を指すかは自然と分かるはずなのです。
しかし、難しいのは、
『自分が思う「指示語(代名詞)の指す意味」』が合っているかどうか
を、どう確認すれば良いかということ。
確認の方法としては、数学で言う「代入」をして確認するのが一般的です。
文章というのは、何らかの意味を伝えるために書かれています。
わざと分かりにくく書いているわけではないのです。
ですから、正しい「代入」が出来れば、意味の通る文章になるはずですし、
「代入」が間違っていれば、意味の通らない文章になってしまうはずです。
まずは、文章の流れをしっかり捉える、
そして、「代入」で確認する、
これを繰り返していくことで、
「正解」が出せる訓練になるはずです。

大学受験 ブログランキングへ
