前回、読解力には、次の要素がありますと説明しました。
・語彙力(単語・熟語・ことわざ・カタカナ語)
・指示語の指す意味
・作者の意図/登場人物の意図
今回は、このうちの「語彙力」についてのお話です。
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「語彙力」は、どうやったら身に付くか。
意識して難しい文章を読むようにすることが近道です。
漢字やことわざは、教科書などに出てきた時にしっかり覚えましょう、なのですが、この時に、先に知っている(読んで意味が分かる)漢字やことわざを覚えるのと、全然知らない白紙状態で覚えるのとでは、苦労が違ってきます。
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そして、漢字やことわざは、一度覚えると、度々いろいろな文脈で見かけるようになります。
それまで意識していなかっただけで、本当はよく使われていることに気付くようになるのです。
使われるのを見かけるようになったら、類似の漢字、熟語、ことわざ、反対の意味の言葉を思い浮かべるようにしましょう。
こうやって繰り返し意識にのぼらせることで、記憶は定着していきます。
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まとめると、まず、意識して難しめの本を読む。
出てきた語彙に気を留め、その場で覚える気で意識する。
教科書や、単語練習帳などに出てきた時に覚えなおす。
本で使われているのを見ながら記憶を反芻する。
語彙力を増やすことは、言語生活を豊かにすることでもあります。
楽しみながら、しっかりと語彙数を増やしていきましょう。

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