Q.現代国語で点が取れません。 | 共明塾 × キッズアース播磨町校

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1970年から兵庫県加古郡・加古川地域て信頼と実績を積み重ねてきた共明塾。
2007年からは東大卒講師を迎え、2017年からはキッズアースと提携し、小学生向けの科学実験教室を始めました。
共明塾はこれからも学ぶ楽しさを発信していきます。

うーん。
正直、僕自身は国語が得意で、「勉強」ってしたことないので、教えるのはすごく難しい(笑)


得意だった理由は、本をたくさん読んでいたから、に尽きます。
本をたくさん読んでいた理由は、本が好きだったから。


さて、国語で問われるのは、ちゃんと本が読めているか、ということ。

厳しい言い方をすると、書いてある意味を正しく理解できていなかったら、読んでる意味ないじゃない、ってことなんです。


星新一さんや、遠藤周作さんなんかは、エッセイで、作者の意図なんて問題、本当の作者でも間違える、なんて話を面白おかしく書いていますけど、これはあくまでユーモアの範囲。(星さんは東大ですし、遠藤さんも早稲田です。)


具体的にお話しすると、論説文と小説文では解き方が少し違います。

論説文の場合は、「作者の言いたいこと」が何かを素直に理解すること。

小説分の場合は、「主人公の気持ち」「主人公を取り巻く状況」がどうなのかをしっかり読み込むこと。


読んでこう思いました」というのは「感想」であって、それは試験では問われません。

「感想」はそれぞれで違うものですし、違ってよいものだからです。


論説文で、作者の言っていることに「違うだろ」と思っても、良いんです。
でも、まずは、作者が何を言っているかをしっかりと理解すること。
「何を言っているか理解できていますか?」というのが、試験の意図なんです。


小説文でも一緒。
主人公が泣いていれば、「こんな場合に泣かないよ」と思っても、なんで泣いているのか、それを文章から読み解く。


両方とも、いわゆる「傾聴力」が問われているんですね。

相手が何を言っているのか、何が書かれているのか、素直に読んで、しっかりと理解する、それが問われている力なんです。

そのことが分かれば、国語の理解も進むのではないでしょうか。





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