陪審員の話が長くなってきたので
独立したテーマ【アメリカの陪審員制度】を作りました。
ニコニコ

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テーマ:アメリカの陪審員制度

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【アメリカの陪審員】 (1)召喚状が届いたので裁判所に行ってきた
 
【アメリカの陪審員】 (2)陪審員オリエンテーション
 
【アメリカの陪審員】 (3)いよいよ陪審員選び
 
【アメリカの陪審員】 (4)陪審員候補への質問
  

【アメリカの陪審員】 (5)陪審員候補への質問が続く


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陪審員選びは
州やその裁判所の管轄地域等によって
やり方が違うようです。

ニコニコ



カリフォルニア州のどこかの裁判所では
陪審員候補者は、待合室でずーっと待機していて、
呼ばれた人だけ別室へ行く、、、のようなブログを
どなたかが書いていらっしゃるのを見たことがあります。


ただ
おらが南部の片田舎♪音譜
私の行った裁判所では、
陪審員候補者全員が後ろから見守る中で
最初にランダムピックアップされた人たちが
質問に答えるという形式でした。グッ




さて、
陪審員選び当日の話に戻ります。ニコニコ




検察側の質問が終わって
2人退場した後、
今度は被告の弁護人からの質問が始まりました。

 

弁護人


「この中で小さいお子さんがいる方はいらっしゃいますか?」


キョロキョロ
前に出て残っていた17人のうち
3人が手を挙げました。
女性・女性・男性。





弁護人が最初の女性に個別に質問を始めました。

 
「お子さんは何歳ですか?」


女性1


「もう大きいのですが2人います。
高校生の女の子と大学生の男の子です。
大学生は別の市の大学の寮に入っています。」



弁護人


「分かりました。」
「では、次の方、お子さんは何歳ですか?」



女性2


「小学生の男子です。」


弁護人


「分かりました。」
「では次の男性の方、お子さんは何歳ですか?」



男性


「女の子3歳です。」


弁護人


「分かりました。
 続けてあなたに質問しますが、あなたのお子さんが性的被害にあったら、あなたはどうしますか。」




私の心の声 ポーン

「えーーーーーーーーーーーーーー!?
 その質問!!!!
 つまり、今回の事件は
 被告人・なんとかヘルナンデスが
 自分の子供にか、他人の子供にか、知らんけど
 性的暴行を加えたという事件なわけ???」メラメラムキー




男性


「そんなことがあったら、ちょっと平気ではいられません。」


弁護人


「では、もし、そのような裁判であなたが陪審員だったとしたら、フェアな評決を導き出せますか?」


男性


「フェアでいられる自信はありません。」



弁護人


「分かりました。」


私の心の声
「まじかー。そういう事件かー。」
暗くなった・・・ショボーン


弁護人


「では、先にお答えいただいたお二人に質問します。
 男性にした質問と同じです。
 そのような裁判であなたが陪審員だとしたら、フェアな評決を導き出せますか?」



女性1
「私はフェアな評決は出せません。」

女性2
「私もフェアでいられるとは思いません。」



弁護人


「分かりました。
 手を挙げた3人の皆様は、ここでお帰りいただいてけっこうです。
 ご足労いただきありがとうございました。」



 女性1、女性2、男性、の3人がここで退場。チーン

 


「裁判官、ありがとうございました。
 私の質問は以上です。」




最初ランダムピックアップされた人が20人で、
不法移民に憤りを感じている女性1人アウト
家族や親せきに警察関連がいる2人アウト
今、小さい子どもがいる3人アウト。

今、残りは14人になりました。びっくり



裁判官


「ありがとうございます。
 では、検察官、あなたの 次の質問へ移ってください。」



検察官


「はい。」



続く・・・真顔