No.4182
【新社会人時代⑥】突然の別れ。そして今思う事。
数か月たってもB山さんの態度は変わりませんでした。
そしてB山さんとの
別れは突然やってきました
突然の退職
仕事以外では話もしてくれないB山さん
まだ仕事に支障がない付き合い方をしてくれるだけ良かったと思いますが・・・
私の方は自分を変える努力をしようとしていました。
その甲斐あって他の同僚の輪になんとか入れるようになりました
同僚達と話していると
B山さんとの関係で悩むことも少なくなりました
そんな日が数か月続いた朝
師長がいきなり
「突然ですが昨日でB山さんは退職されました」
あまりにも意外な言葉に驚く同僚達
みんな本人から何も聞いてないようで・・・
勤務表の予定に
B山さんの名前が無かったことは知っていましたが
また体調不良でしばらく休むのだろうと思っていました
理由を師長に訪ねる
同僚
師長も困惑しながら
「お見合い結婚で寿退社みたいなのよ」
「みんなには黙っていて欲しいと言われて・・・」
結婚式は親族だけで行うらしく
病院の人は誰ひとり呼ばれていませんでした
昨日まで全く普通だったB山さん
「お疲れ様」
と、振り向きもせず背を向けて歩いていったB山さん
もう・・・会う事もないんだな・・・
最後まで私を見なかった
B山さん
あれから時が流れ30年以上も経つのに
ふとした瞬間に
あの頃の事を思い出します
わだかまりは残したままですが・・・
当時のような辛さはありません
B山さんに会いたいか
と聞かれたら
答えは「NO」です
特に会ってあの時の事を聞きたいとも思いません・・・
ただ
孤独な私に初めて
声をかけてくれた人
不幸にはなって欲しくない
と思います。
初めて声をかけてくれた
笑顔は
本物だと思うので・・・
同僚のみんなには一言も告げることなく
B山さんは突然退職されてしまいました。
お見合い結婚による
寿退社ということだったけど、果たして本当のことだったのか…
是非とも本当であってほしいと思います
もし本当の理由が職場の
人間関係ということだったらあまりにも寂しいし
B山さんが気の毒に思えるから
最初からずっと興味深く読ませて頂いていた自分としては最後はB山さんとの
和解でこの話が終わることを願っていたけど、残念ながら最も悲しい形での結末となってしまいました
それが現実だから仕方ないと思いますが…。
このお話を読みながらB山さんが
心変わりして
ひなたさんと元のように
仲良く接してくれるようになることを期待していたけど、数ヶ月も
無視の状態が続いていたんではもう無理な話ですよね
持って生まれた性格だから仕方ないことだけど
B山さん、
心が狭かったんですね。
もっと広い心を持っていたら
ひなたさんとも
同僚のみんなとも上手くやっていけただろうと思うのに。
もちろん自分はB山さんには会ったこともない
赤の他人だけど、
ひなたさんと同じく
B山さんには幸せに暮らしていてほしいと思います
そして自分もB山さんが
ひなたさんに初めて
声を掛けた時の
笑顔は本物だったと思います
この時のB山さんの
笑顔のイラストを見るたびに何だかとても
切ない気持ちになってしまうな
次回からは自分が経験した「友達から突然無視されるようになった話」を書いていきたいと思います