No.4181
【新社会人時代⑤】目からうろこの同僚の言葉
テーマ:看護師時代
すっかり人間不信になりかけてしまった私
そんな中でも完全な人間不信にならなかったのはN子のおかげだと思います
「師匠」と呼びたい同僚
ある日の休日
私はN子とランチをしていた
その会話の中で
「Nちゃんはいいね・・・」
と羨ましがる私に
「私だって苦手な人いるし、私を嫌いな人もいるよ」
と、意外な答え
「B山さんとか私を嫌ってたでしょ」
ケロッとしていうN子
「気づいてたの」
と驚く私
N子はちっとも
悩んでいないようだったので
知らないのかと思っていた・・・
「そりゃ~あれだけ敵意むき出しだとわかるよ」
と、N子
「じゃあ私も嫌ってると思ってたんじゃない」
と聞いてみると
「ううん、ひなちゃんはみんなのこと楽しそうに見てたし・・・」
「だからもしかして、ひなちゃんも話してみたいのかなって」
「私もそんなひなちゃんと話がしてみたいな~と思った」
あまりにも自然に
気持ちを伝えてくるN子・・
やっぱりすごい・・・
私なんて話下手の人見知りだし
そう言うとN子は
「でも、聞くことはできるでしょ」
「ひなちゃんみたいに楽しそうに話を聞いてくれる人っていいと思うよ」
「初めから無理だとあきらめないで」
「自分から心を開いて付き合っていくって勇気がいるけど大事だと思うよ」
「他人を変える事は難しいけど、自分を変える方が簡単でしょ」
「だから自分を嫌いな人に好かれたいなんて時間の無駄だよ」
「いろいろな人がいて当たり前なんだし」
「その中で気の合う人を見つけていくほうが楽しくない」
N子の言葉は、
まさに「目からうろこ」でした
そしてなんであんなにB山さんにこだわって悩んでいたのか・・・
確かにまわりにはたくさんの人がいるのに
それから私は少しづつですが自分を変えていく努力を始めました
【続きます】
N子さんがひなたさんに言った言葉、自分にとっても目からうろこの言葉でした
そういう考え方もあるんだなと
次回は最終話になります。
B山さんとひなたさんは和解できるのでしょうか…