泣き顔にひとめぼれ
ピアス穴をまだ開けたことがなかった君に
初めてあげたプレゼントはイヤリング
僕のどんな破廉恥なリクエストに いいよ と応えるよりずっと
緊張しながら 君が打ち明けたのは
イヤリングの片方をなくしたこと
言いづらいことは手紙を書いて渡してくれる君なのに
直接話してくれた
お仕置きはしなかった
泣き顔だけで充分だった
つきあい始めて3ヶ月間ずっと
抱きたい気持ちのほうがまさっていた僕が
君を本当に好きになったのはその時だった
泣き顔にひとめぼれ
でも そのことは秘密だ