〈7〉 バラの花のような女性(大阪・京都・神戸;関西の婚活小説『2杯目のジンジャーエール』)
第5回『2杯目のジンジャーエール』
この小説は、大阪・京都・神戸;関西の婚活に創業18年、約5,000組の成婚実績のある結婚紹介所エムロード
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小説(大阪・京都・神戸;関西)『マリッジ・コンサルタント優子の結婚(婚活)物語』
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亮一は百合のことを「可愛い人」だと感じつつも、決め手にもかけると思っていた。
もちろん、医療に関係のある仕事だから、クリニックの経営的なことも話し合えるだろう。
金銭的なことを任せたり、職員を管理したりすることも安心な気がする。
だけど自分は百合のことをずっと愛していけるだろうか。
目移りせずいつも一番に愛していけるだろうか。
そんな思いを抱えたまま、もう一つのお見合いをした。
白石里奈、29歳。モデル。
モデルという職業のなかで29歳はかなり崖っぷちだろう。
彼女はそれを自覚していた。
「私、モデルって書いてますけど、そんなにもう仕事ないんです。
世の中不況っていうのもあるけど。
親も心配するし、思いきって全部変えちゃいたいんです」
「全部って?」
「仕事も辞めて。
主婦になって。
そこで手伝える仕事なら手伝って。
今まで『きれいでいること』にかけてきたエネルギーを全然別のことに全力投球する、と」
全力投球、という言葉に妙に違和感があって、亮一は笑った。
「そうですか。地味な仕事でもいいんだ」
「地味とか派手とかって言われるの、なんか嫌な感じ。
高井さん、私のこと、派手だって決めつけてないですか」
図星だったので、亮一はまた苦笑いした。
「いや、ま、確かに... 」
地味じゃないよな、と心のなかで突っ込んで、こう言い換えた。
「職業で相手のキャラクターを決めつけてることってありますよね。
あなただって、医者っていう職業に対して決めつけてることあるでしょう」
今度は里奈が苦笑いする番だった。
「ですね。ちょっと変わった人が多いですよね」
「ほら」
亮一はちょっと顔を引きつらせた。それを見た里奈はくすりと笑って言った。
「私の父も、医者なんです。」
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※この小説は、大阪・京都・神戸;関西の婚活に創業18年、約5,000組の成婚実績のある結婚紹介所エムロード
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