婚活小説(大阪・京都・神戸;関西)『マリッジ・コンサルタント優子の婚カツ(コンカツ)物語』 -60ページ目

〔2〕 母親の理想と娘の本音(第1回『花火』)

第1回『花火』



※この小説は、大阪・京都・神戸;関西の婚活に創業18年、約5,000組の成婚実績のある結婚紹介所エムロード のサイト上で、連載しているブログ小説『マリッジ・コンサルタント優子の結婚(婚活)物語(大阪・京都・神戸;関西)』 のアメブロ版として、連載しています。






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■最初から読む    → 〔1〕キャビンアテンダント 羽田恵
 

■今回のお話はこちら ↓ 〔2〕母親の理想と娘の本音



「自慢の子」ほど、親はついてくる。




優子はその日も、それを確信した。




「なかなかね、国際線でヨーロッパ路線っていうのはエリートらしいんですよ」




母親は小鼻をひくっとさせて言った。




「お母さん... 」



恵は母親が自慢に走りそうになるのを目で制した。



優子はその様子を小さなメガネの下から上目遣いに見て微笑む。



エムロード には優秀で素晴らしい男性がたくさん登録されていますからね。きっとおめがねにかなう方がいらっしゃると思いますよ」



「弁護士かお医者様はいらっしゃいます?」



「もちろんいらっしゃいますよ」



母親の顔がぱっと輝いた。



しかし恵は浮かない顔だ。



優子はそれを見逃さなかった。



「恵さんは、どんな方と出会いたいんですか」



恵はきっぱりと言った。



「私、ときめきたいんです。お見合いで、そんなこと、可能でしょうか」



母親は目を見開いて言った。



「何言ってるの、この子は」



しかし、優子はきりっと口角を上げて言った。



「恵さんのおっしゃるのは当たり前ですよ。お母さん、結婚は条件だけではできないんです。一生ですよ。一生、寝食を共にするんです。子どもさんを生んで、夫婦でその子を一人前に育てていく。だから、ときめいて、この人しかいないって思わなかったら、結婚なんかできないんじゃないですか」



恵はうれしそうに笑った。



母親はちょっと憮然としていたが、優子の言葉に小さくうなずいた。



二人は丁寧にお辞儀して帰っていった。



恵もその母親も、色違いで高価なブランドのバッグを手にしていた。



「あら、お揃いですね」



「この子がパリで買ってきてくれたんです」



母親がうれしそうに言った。



恵は恥ずかしそうにしていた。



※この小説は、大阪・京都・神戸;関西の婚活に創業18年、約5,000組の成婚実績のある結婚紹介所エムロード のサイト上で、連載しているブログ小説『マリッジ・コンサルタント優子の結婚(婚活)物語(大阪・京都・神戸;関西)』 のアメブロ版として、連載しています。





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